3コース(文理・総合・アスリート)、3クラス(特進・選抜・進学)、3類型(文科・音楽・美術)で、生徒一人ひとりの可能性を引き出し、多様な個性を尊重する学びを実践している、八王子学園八王子高校。
国公立大、難関私大から、音大・美大など多彩な進学実績を残す。同時に全国レベルで活躍する部活動も多く、文武両道を実践している高校だ。
コロナ禍でも学びを止めず、学校行事も可能な限り開催している同校。「行事はみんな〝ガチ〟で取り組んでいます」と話す、生徒会に所属する1年生の岩下さくらさん(日野市立三沢中学校出身)に話を伺った。
同校の3大行事、6月の体育祭、例年は9月に行う球技大会と学園祭を中心に生徒会と各委員会が協力して執り行われる。
「八学祭」と呼ばれる学園祭、今年はコロナ禍とあって一般公開は断念しなければならなかったが、生徒会と委員会、そしてクラスや部活動など、生徒一人ひとりが思いを込めて作りあげ、無事終えることが出来た。「毎年、3年生はここを節目として受験モードに入るので、思いっきり楽しんでいるようです」と話す。
学園祭の見どころは、美術コースの生徒によるミケランジェロや北斎の作品をモチーフにした入場門。その他にも音楽コースなどから、日々の学びの成果を見られ、同校の特色が発揮されている。
また、体育祭や球技大会も同校では欠かせない行事だ。アスリートコースの生徒や運動部の生徒が活躍する姿を見て、他の生徒も負けじと力が入り、クラス一丸となって本気で競い合う行事になっている。
「行事をひとつ終えるごとに、クラスのまとまりも強くなります。クラスメイトの知らなかった一面を見ることもできます」と話す。行事を本気でやり遂げた達成感を得ることで、行事や部活、そして勉強との切り替えが上手に出来る生徒が多いようだ。
受験生へ「勉強・行事・部活・校則など自分に合った高校生活が出来る学校を選んでください。八学は、良い緩急のある学校です」と最後に話してくれた。