よみうり進学メディア

埼玉 高校レポ
2021.11.18

活気あふれるペアワーク 埼玉県立浦和北高校(さいたま市桜区)

浦和北高校では3年古典の授業を参観しました。担当は舘真麻美先生です。
同校は昭和53年創立で、この時期できた学校の作りは皆同じですが、この学校には他校にはない別棟の校舎があります。平成8年、県内で初めて「単位制」を採用した学校ということで、特別な措置が取られたようです。授業はこの別棟の校舎で行われました。

単位制の強み、少人数授業

教室に入って真っ先に気づいたのは生徒の少なさです。男子10人、女子14人、合わせて24人。が、これは同校の標準サイズで、全講座平均は23人とのことです。中には5~6人の授業もあるといいます。紙幅の関係で詳しく説明できませんが、こうした少人数クラスが可能になるのも「単位制」ならではと言えます。

時と場所を考えた授業スタイル

この日の授業は「和泉式部日記」が題材でした。教室にはWi-Fiもプロジェクターも完備していますが、あえてホワイトボードに手書きする方法をとっていました。通常より横長のボードが設置されているので、この教室では、この方法が一番なのだそうです。そう言えば、先生は一度も板書を消すことはありませんでした。時や場所や、その他さまざまな条件を考慮して、最適な授業スタイルが選択されていることを知りました。

授業はペアワークという形で行われました。中学生の皆さんも体験していると思いますが、この方法だと生徒同士の会話や、先生とのやりとりが増え、非常に活発な参加型授業となります。ただ、慣れない先生がやると、無駄なお喋りばかり多い、散漫な授業になってしまう恐れがあります。
が、そこは指導歴20年を超えるベテラン先生です。生徒一人ひとりが今やるべきことや考えるべきことを見失うことはありません。そして何よりスピード感があり、参観していても飽きることがありません。

新しい自分を発見できる学校

舘先生はご両親が先生という教育一家に育ちました。大学は最初、史学科を選びました。そのままいけば歴史の先生になるところですが、勉強を進めるうちに文学に興味を持ち、方向転換しました。先生は「浦和北は新しい自分を発見できる学校」と仰っていましたが、思い切ったチャレンジをしてきたご自身の経験が言わせている言葉でもあるようです。

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