進路希望を100パーセント共に叶える
創立96年目を迎えた昭和鉄道高等学校は、名称の通り数多くの人材を鉄道・交通業界に送り込んできた。
共学化、学科再編、新校舎の建設と、兄弟校である豊島学院高等学校と歩調を併せた学校改革は、ラーニングセンターの竣工で完成年度を迎えた。
鉄道関連会社、公務員、一般企業への就職、大学への進学など、生徒たちの多彩な進路実現のために、キャリア教育先進校は次のステップを目指す。
キャリア教育先進校の挑戦 進学に就職に
日本でも珍しい鉄道専科の高校だが、昭和鉄道高等学校の卒業生の進路は実に多彩だ。
今春の進路実績では、卒業生201人の進路希望を99%達成した。内わけは就職80%、進学19%。就職先では98%の生徒が、JRと鉄道関係となっている。また昨今は、鉄道関係を第一志望としながら公務員一次試験への挑戦者が増加しているとのこと。
共学化以来20年。男女共同参画の中で鉄道関係に憧れ、女性で新幹線を運行する先輩もいるそうだ。現在も12人の女子生徒が同校で学んでいる。
鉄道科は2年次に、駅務・乗務員を目指す運輸サービスコースと車両設計・整備や乗務員などを目指す運輸システムコースに分かれる。
就職に大学進学に、生徒たちの希望を実現させる。それが、同校の目指すキャリア教育だ。
人生を豊かにするためにあらゆることに挑戦を
桑田達也校長は「社会は大きく変容し、鉄道業界もワンマン化やホームの安全装置といった、AIやIoT※による大きな変化がもたらされていま。そんな中でもコミュニケーション力や、ホスピタリティマインドがますます重要視されていく思います。本校では、これらを備えた、思いやりを持てる生徒を育ていきます」と教育方針を語る。
※IoTとは、インターネットと「もの」を結ぶ最新の技術のこと
授業は週6日制。大学への進学希望に対応できるよう、3年間で102単位習得となっており、公立の進学校並みだ。
さらに補講や資格取得のための講習を実施。
主な取得可能な資格・検定としては、旅行業務取扱管理者、第二種電気工事士、ビジネス実務マナー検定、サービス接待検定など、多岐にわたる。
勉強は大変だが、同校では生徒が自分の目標を決めて取り組んでいく。目的意識を持って、充実した学校生活を送っている様子が進路状況からもうかがえよう。(PR)