私立高校の入試問題ってどんなものなのでしょう？実際に見てみたいですね。
十文字高校から今春（2023年度）、実際に出題された問題と解答＆解説を寄稿していただきました。
「先生からのメッセージ」は必読です！
試しにチャレンジ、今は正解でなくても今後の勉強に生かしていきましょう。
【先生からのメッセージ】
2020年の大学入試改革に伴い、多くの高校で「思考力・判断力・表現力」を重視した問題が出題されるようになってきました。ここで紹介した問題も、単純な計算力だけではなく、読解力、思考力、分析力を必要とする問題です。
データを整理する方法はいくつかあります。折れ線グラフやヒストグラム、箱ひげ図、度数分布表・・・などですが、大切なのは、必要な値を算出するために、与えられた情報を有効な形で図式化することです。一つの例ですが、下の表のようにまとめると比率を求める数式の分母と分子が明確になります。
今回は、入試問題の中から文章題を紹介しましたが、十文字の入試問題では、ごく基本的な計算問題や図形、関数、場合の数、確率などの従来型の標準的な問題も数多く出題されています。
まずは、教科書や基本問題集で、基本事項の確認をし、定理や公式はしっかりと覚え、活用できるようにするようにしてください。そこまでで、十分に合格点はとれますが、更に、思考力や判断力、分析力を必要とする多様性のある問題にチャレンジすることで数学の力だけではなく、教科の壁を越えた総合的な力が身につくことでしょう。
皆さまの本気とやる気、頑張りと成長を十文字は全力で応援しています。
（十文字高等学校 数学科教科主任 原瀬裕一先生）
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（よみうり進学メディア編集部）
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