よみうり進学メディア

埼玉 入試情報
2022.12.2

〈2023年度入試〉埼玉県入試情報「新たな分野と出題形式、進路希望調査、調査書について」ほか-令和5年度

体調管理で受験期を乗り切れ

いよいよ令和5年度入試に向けて志望校決定の時期が到来した。

12月から開始される、インターネット等を利用した私立高校の出願、2月に郵送で開始される公立高校への出願。そこから3月3日の合格発表まで、3か月間に及ぶ高校入試がスタートとなる。

新型コロナの感染リスクのある三密を避け、健康に留意すること、志願校の高い倍率にくじけないこと、これからの日々に本気で勉強できるかなどが、受験に勝つための大きなポイントになるだろう。

今月号では、既報もあるが、現時点のチェックポイントをまとめた。

12月の進路希望調査が志願先決定の日程目安

9月末、来春の卒業予定者の進路希望調査が実施されたが、皆さんの志望高校の希望倍率はどうだったろうか。

進路希望調査は、もう1回、12月第2週に実施され、1月上旬に発表される予定だ。

この時期には多くの私学の個別相談も終盤となっており、志望校も固まってくる時でもあるため、2回目の進路希望調査の内容は、受験生の動向を見る重要資料となる。

一昨年から公立入試の入試日程が、3月上旬から2月下旬になり、受験のタイムスケジュールも早まっている。

公立高校は、2月9日から郵送による出願(春日部と川口市立はインターネット出願)が始まるため、冬休み中の学習の成果や、通知書の内容を確認してから受験校の最終決定をしても遅くはないということだ。

■9月に実施された「進路希望調査」について詳しくは:よみうり進学メディア
〈2023年度入試〉埼玉県「進路希望調査結果(10月1日現在)」発表-公立校では市立川口3.66倍、市立浦和3.30倍

 

教科書は、最高の参考書、新たな分野は要チェック

公立高校の入試問題の出題範囲は「中学校の3年間で学習した内容」とされている。また、各学年の内容がまんべんなく出題されることも特徴となる。

一昨年においては、新型コロナの影響から、およそ3か月に渡り学校の臨時休校措置が採られた。

このため、公立高校の入試では、3学年後半の単元の多くが出題範囲から削除された。

令和3年度入試の問題を紐解く場合には、このことに注意が必要となる。

また、6月記事の再掲となるが、新しい学習指導要領の施行(移行期間を含め)にあわせて昨年から教科書が改訂されており、数学や英語などで、これまでにない単元を学んでいることも再度注意しておくよう、念押ししたい。

数学では、中1で「累積度数・累積相対度数」、中2で「箱ひげ算」「四分位数・四分位範囲」「反例」などが加わった。英語では単語数が増加するとともに、「感嘆文」「仮定法」「原形不定詞」「現在完了進行形」が、理科では「ダニエル電池の実験」が加わっている。

中学1年次の教科書からこれらの内容を確認しておいてほしい。

■6月の記事はこちら:よみうり進学メディア
〈2023年度入試〉埼玉入試情報 「公立高校-令和4年度入試問題を中心に、5年度入試を探る」

 

新たに、問題発見や解決を求める出題も

各教科の知識・理解は無論だが、それに加えて思考力・判断力・表現力などの能力を問う出題がされることにも注意が必要だ。

このため「資料文の提示」や「対話形式での出題」「自分の言葉で説明する」といった形式が増えてくるかもしれない。

私立入試においても、県の出題範囲に準拠する学校が多いことにも要注意だ。幅広い出題範囲に対応するために、教科書を中心に中学1・2年生の内容から見直しておきたい。

また、公立・私立ともに過去数年の入試問題を繰り返し解いてみることは参考になる。

入試では同じ問題は出題されないし、新しい分野が加わる可能性はあるが、出題方法や難易度に変化がないことが分かるはずだ。

 

通知書で調査書を公表。これからは得点力強化に全力で

受験する高等学校へ提出される調査書の内容は「通知書」で確認できるようになっている。

埼玉県公立中学校、校長先生方の会が、進路指導の指針として以下を各中学校に連絡した。

①1・2年生の各教科の評定について、生徒・保護者から希望があれば伝えても良いこと。

②12月の中旬以降、本人からの3年次の調査書の評定の問い合わせには、口頭で伝えても良いこと。

③12月の最終授業日から2月1日の間に、調査書と同じ内容の「成績及び諸活動等の記録通知書」を保護者に通知すること。

などだ。

公立を志望する場合は、確認したうえで最終志願先を決められるのだ。

調査書の「各教科の評定」は、入試で大きなウエイトを占める。しかし高校ごとに評定による得点のウエイトは異なっており、高校ごとの基準も発表されている。

さらに入試得点と合算され、特別活動などの得点が加算され、総合得点となって合否が決定される。

つまり各教科の評定合計の多少の差は、入試得点でカバーすることができる。

皆さんがこれから心掛けることは、5教科の実力アップ、得点力の強化だ。

■「調査書」について詳しくは:よみうり進学メディア
〈2023年度入試〉埼玉県 公立高「各高校の選抜基準」を発表-令和5年度

 

計画を立て、実行しよう 健康管理も重要

私立高校の推薦の出願も、早いところでは12月1日から、公立一般入試出願までも2か月余りとなった。

これから、冬休み期間中を含めて皆さんにやってほしいことは、計画を立てて、それを実行することと、皆さん自身の健康管理だ。

無駄を省いて睡眠時間を確保すること。外から帰ったら消毒液で手を洗い、うがいを忘れないこと。外出時では、マスクを忘れず、3密を避けること。注意することはたくさんある。

風邪の症状や腹痛、発熱などがあったら、早めにお医者さんに行っておこう。担任の先生への報告も忘れずに。

(岩佐教育研究所 岩佐桂一)

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