今年もコロナの影響によって、学校説明会や合同相談会、入試イベントの多くが予約制や定員制になるなど、制限された中での開催となりました。受験生の皆さんは情報不足などの不安を抱えながら受験の準備がスタートしたことと思います。
しかしコロナ禍も3年目となり、各私立高校では学校説明会を様々な工夫のもとで開催し、受験生にとって有意義な場になるよう取り組んできました。皆さんの大事な学校情報となり、参考になったのではないでしょうか。
さて、受験生の皆さんは12月中旬を目途に志望校を決定させ、入試へ一歩一歩と近づいていきます。
そこで、首都圏19万ユーザー以上が利用している検索サイト「単願.com」と「併願.com」のデータから、県内私立高校の閲覧状況を抽出しましたので紹介します。
初めに単願.comと併願.comで閲覧数が多い学校です。
【閲覧数TOP3】
1位浦和実業学園
2位浦和学院
3位埼玉栄
となっています。全てさいたま市の学校です。
新校舎の一部が完成し、制服が新しくなる浦和実業学園が閲覧者数でトップ、多彩なコースがあり、生徒一人ひとりの希望にあった進路実現が可能な学校です。
2位は人工芝のサッカーグランド、第二体育館、部室棟が新しくなった浦和学院です。こちらも大学進学、国際教育、医療系や芸術系などに対応できる9コースがある学校です。
3位の埼玉栄はICT教育が充実している学校のひとつで、難関国公立や難関私大、医学部への合格を目指すコースなどがあります。
この3校は単願.com、併願.com共に、昨年同様、人気となっています。また、それぞれの学校で部活が全国大会出場常連校でもあります。
このように閲覧数の多い学校は特長的なコースがあり、部活も盛んな文武両道の学校が上位を占めた結果となっています。
また、前記の学校の他に閲覧数上位の学校としては、細田学園(志木市)、叡明(越谷市)、武南(蕨市)などは男子から、山村学園(川越市)、浦和麗明(さいたま市浦和区)、星野(川越市)などは女子から検索されている様子が伺えます。
さらに西武台(新座市)、開智(さいたま市岩槻区)、栄北(伊奈町)なども多くのユーザーから検索されています。
いずれにしても、このような受験生の動向と埼玉県教育委員会から発表される「進路希望調査」を併せて見ることは、志望校選択に有効となります。来春の入試に向けて最新の情報を確認し「将来の自分にとって価値ある志望校選択」に取り組んでいきましょう。
最後にエリア別での検索ランキングで上位にきている学校を紹介します。
【南部エリア】
大宮開成(さいたま市大宮区)・栄東(さいたま市見沼区)
【東部エリア】
春日部共栄(春日部市)・昌平(杉戸町)
【西部エリア】
狭山ヶ丘(入間市)・東野(入間市)・聖望学園(飯能市)
【北部エリア】
本庄東(本庄市)・東京成徳大学深谷(深谷市)
監修:高校入試活性化委員会
(株式会社 リヴィジョン)新田 匡
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