よみうり進学メディア

埼玉 入試情報
2022.12.12

〈2023年度〉春日部共栄高校/馬崎郁朗先生 がんばれ受験生!「高校の先生からの 入試直前アドバイス」

明るい高校生活を思い、がんばってください

春日部共栄高校
高校入試担当委員長 馬崎 郁朗 先生

◆今だからこそ、基礎を大切に。

入試本番が迫ってきたこの時期、焦りから、難しい問題ばかりに挑戦するなど、空回りしてしまっている人はいませんか?
応用問題を解くことは大事ですが、基礎事項をしっかりおさえることを忘れてはいけません。入試の出題範囲は中1から中3まで幅広い内容です。基礎を見直し、まずは皆が得点できるところを絶対に落とさないようしてください。

◆結果がすぐにでなくても、自分を信じて勉強を続けよう

勉強に取り組み続けていても、模試を受けてきたら思うような結果が出ておらず辛い、という人も多いかと思います。勉強の成果がすぐに出るという人は稀です。数学や英語、国語は、結果が出てくるのはちょっと先、2か月、3か月、半年という人もいます。頑張ってきた成果は、じわじわと時間をかけて出始めてくるものです。自分を信じて学習を続けてほしいと思います。

◆入試本番は出来る問題を出来るだけ解こう

出題傾向は毎年、極端な変更はありませんので、過去問題集に取り組むことはとても大切です。予め出題傾向がわかっていれば、自分なりの作戦も立てやすいかと思います。
試験本番では、まず問題冊子をひととおり眺め、優先順位をつけて解けそうな問題から取り掛かりましょう。難しい問題に限られた時間を費やすことよりも、見た目で簡単なものから取り組んで、取れる問題をしっかり得点するほうが重要かと思います。
志望校のレベルにもよりますが、そもそも入試で100点をとる必要はありません。また、並び順に解かなくてはいけないというルールも無いのです。

◆乗り越えた先の楽しい高校生活を思い描いて

今の中学3年生は、入学したときからコロナ禍だったかと思います。入学式もままならず、式典を経験していないという生徒、保護者の方がほとんどでしょう。充実した中学校時代だったとは言い難い状況だったかもしれません。
それだけに、入試の後の明るい高校生活を思い描いて頑張って欲しいと思います。これは迎える側である私たちも意識しています。イベントなども工夫し、制限はあるかと思いますが、皆さんが、楽しい高校生活をおくれるよう準備して待っています。

◆皆さんは一人ではありません

ほとんどの人が初めての受験、初めての経験かと思います。不安も大きいでしょう。
ただ、皆さんは一人ではありません。入試を行う高校の先生方も皆さんの味方なのです。友達、先生、保護者の方もいます。今は辛い時期かもしれませんが一緒に乗り越え、笑顔で高校生活を迎えられるようがんばってください。

春日部共栄高校ホームページはこちら

(寄稿/よみうり進学メディア編集部)

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