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埼玉 入試情報
2023.6.8

〈2024年度入試〉埼玉入試情報「令和5年度入試の検証から6年度入試を探る」後編

※前後編の記事です:前編はこちら
〈2024年度入試〉埼玉入試情報「令和5年度入試の検証から6年度入試を探る」前編

 

強い意志で梅雨期を乗り切ろう、次は君たちの番だ

新型コロナウィルスが5類に移行になったとはいえ、いろいろな面で制約が続く。

気が付けば、高校入試期間まであと8か月あまり、勉強、部活、学校行事に、今こそ頑張る時だ。

君たちに必要なことは、「悔いを残さない志望校の選定」「学力の向上のための努力」「調査書対策」だ。
既に、6年度入試に向けての準備期間に入っていることを意識してほしい。

3年生の夏は忙しい。健康管理に注意して、計画を立てて梅雨時期を乗り切れ。

入試の目標点はやや易化、平均点も上昇した

例年、県は入試直後(採点が行われる前)に入試予想点を発表している。これは目標平均点とも呼ばれる。

今年(令和5年度)の予想点は5教科合計で300点、選択問題を含む5科も300点だった。

前年の5教科合計で265点、選択問題を含む5科が285点と比較すると、目標点ではやや上昇していた。

実際の平均点は、学力検査問題が281・0点、選択問題を含む5科が286・6点となり、前年入試より約12点、選択問題採択校で約17点、低上昇していた。

記述問題の量や問題構成によって平均点は変化するが、5年度入試の問題構成は、前年度とほぼ同じだった。

■学力検査の結果を詳しく知りたい場合はこちら:よみうり進学メディア
埼玉県 公立高校「2023年度 入学者選抜【確定版】、『平均点』など実施状況状況発表(令和5年度)」

 

問題構成に変化なし、記述形式の攻略がカギに

全体では、国語の作文を入れて140問の小問で構成(選択問題を含む5科は137問)されているが、このうち80問、57・1%(同 80問58・4%)が記述形式の問題である。
うち、文章表現や作図・証明が32問(同37問)も出題されており、記述形式の問題の配点は全体の62・8%(同65・2%)にもなる。文章表現などには、部分点を認める問題も多い。

令和5年度入試の各教科の問題構成を見てみよう。

部分点を認める問題では部分点の採点について、高校ごとで検討することになっている。
厳しく採点する学校と、そうでない学校があるということだ。

記述問題では、できる限り空欄(無解答)を作らないことが点をとるための第一歩となるだろう。

配点では、ほぼ全問が記述の数学92%(選択問題96%)、60%の国語、54%の理科、英語55%(同63%)、社会が53%だった。

記述問題が多いこと、記述問題の配点が高いことが埼玉県公立高校入試の特徴となる。

入試の過去問題は、「秋以降に解く」という人が意外と多い。しかし1・2年生の学習範囲から多く出題されることや、問題の出題方法、解答の仕方など、早く見ておくことは、受験勉強の大きなヒントになるはずだ。

■実際の入試問題を確認しておきましょう:よみうり進学メディア
〈2023年度入試〉埼玉県 2023年度 公立高学力検査「入試問題&正答」-令和5年度

 

出題の基本方針に注目、授業に集中して

県の入試問題の「出題方針」では、
1 中学校における平素の学習を重んじ、中学校学習指導要領に基づいて出題する。
2 基礎的な知識及び技能をみる問題とともに、知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力等の能力をみる問題の出題に配慮する。
3 各教科の目標に照らして、受検者の学力を十分に把握できるように、出題の内容、出題数に配慮するとともに、記述による解答を求めるよう配慮する。
とされている。

入試問題は教科書の内容に沿った基礎的・基本的なものという方針に変化はない。

しかし、思考力・判断力・表現力を高めるためには、これからの中学校の授業に集中して臨む必要がありそうだ。

出題内容は同じでも、出題形式によって難易度は変わる。同じことを聞かれても、選択肢があり記号で答える場合と、記述で答える場合とでは、難しさが違ってくる。

また、記述式の問いには、用語・単語を答えさせる形式と、論述形式の問題がある。

思考力・判断力・表現力を見る問題として、教科ごとに、図表やグラフ、統計資料、実験結果などから、その意味することを読み取り、答えさせる問題が出題される。そんな問題に苦戦する受験生も多いようだ。

■「出題の基本方針」「学力検査の実施教科」「出題範囲等」「学校選択問題実施校(22校)」
について、詳しくはこちら:よみうり進学メディア
〈2024年度入試〉埼玉県 公立高校「学力検査問題の出題の基本方針」「学校選択問題実施校」を発表-令和6年度
※「学校選択問題実施校」22校リストもこのページに掲載しています

 

入試日程・選択問題採用校が発表されている。

令和6年度の入試日程は既に発表されている。

また、選択問題採用校は、22校と変わらない。

6月末には各学校の募集人員、7月には入試選抜実施要項及び入試選抜要領、各校の選抜基準が発表される予定だ。

また9月末と12月上旬には、中学校を通じて、進路希望調査が実施される。

公立も私立も令和6年度の入試準備が着々と進められている。

■埼玉県公立高校の入試日程について詳しくはこちら:よみうり進学メディア
〈2024年度入試〉埼玉県公立校「2024年度(令和6年度)入試日程決まる」

(岩佐教育研究所 岩佐桂一)

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