2026年6月11日、埼玉県教育委員会は
「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における
各高等学校の選抜実施内容(確定版)」
を発表しました。
一覧表と各高校別があります。
まず「令和9年度入学者選抜の変更点」を確認し、順に見ていきましょう。

※図は一部です
〇埼玉県ではこの学年から受験生全員に面接を実施、選抜の一部が特色化されます。まず概要を確認しておきましょう。このリーフレットはまとまっていて分かりやすいです。
・よみうり進学メディア:
〈2027年度入試〉埼玉県 「公立高校入学者選抜案内(リーフレット)」公開-令和9年度
〇選抜については「実施要項・選抜要領」が発表されています。
・よみうり進学メディア:
〈2027年度入試〉埼玉県 公立高校「入学者選抜実施要項(確定版)」-令和9年度
前項にあるように、令和9年度の入学者選抜では選抜の一部が特色化されます。
入学者選抜は「共通選抜のみ」「特色選抜のみ」「特色選抜と共通選抜の両方」の3つがあります。
一例として「特色選抜のみ」の一覧表を見てみましょう。
■「概要一覧表の見方」:埼玉県教育委員会
1 共通選抜のみで選抜を実施する学科・コース等 : 概要一覧表の見方(PDF:299KB)
2 特色選抜のみで選抜を実施する学科・コース等:概要一覧表の見方(PDF:241KB)
3 特色選抜及び共通選抜の両方の選抜を実施する学科・コース等: 概要一覧表の見方(PDF:233KB)

左から順に
【① 募集人員(選抜の割合)】
第1次選抜で募集人員の60~80%を入学許可候補者をとします。次に、残りを第2次選抜で入学許可候補者とします。
※●●校□□校とも、第1次選抜で募集人員の70%を、残りの30%を第2次選抜で決めていきます。
【② 傾斜配点】
学力検査の得点は各教科100点、合計500点満点を基本点とします。
ただし、各高校は、3教科を上限として、傾斜配点を設定する場合があります。
傾斜配点を実施する各教科の学力検査の配点は1教科ごと150点又は200点とし設定します。
傾斜配点を実施しない場合は空欄としています。
※●●の例では、第1次選抜で数学及び英語を200点満点に換算して選抜の資料とします。
【③ 学校選択問題】
学力検査(数学と英語)の問題の一部に応用的な内容を含みます。
該当する場合は「○」、該当しない場合は空欄としています。
■令和9年度の学校選択問題実施校23校はこちらへ:よみうり進学メディア
〈2027年度入試〉埼玉県 公立高校「出題の基本方針」「学校選択問題実施校」を発表-令和9年度
【④ 調査書(各学年間の比率)】
各学年間の比率は、学科、コース等の特色に応じて、各高校が定め、各学年の比率をそれぞれ乗じて加えた数(点)を調査書の基本点とします。また各学年の比率の数値は1以上の整数とし、その比率の合計は「10」を超えない範囲とします。
※●●の例では、第一次選抜では1年次2、2年次2、3年次を3として、満点180点が加点されます。

【⑤ 面接】
面接の実施方法は「集団面接」又は「個人面接」となります。高校により自己評価資料に学校独自項目を設定する場合があります。
学校独自項目を設定していない場合は空欄としています。
【⑥ 特色検査】
各高校の学科・コース等の特色に応じて、実技検査又は作文(小論文)のいずれかを実施し、選抜の資料とします。特色検査を実施しない場合は空欄としています。
【⑦ 選抜資料配点】
学力検査の得点、調査書の得点、面接の得点について、各高校で定めた取り扱いに基づき総合点を算出します。
特色検査を実施する場合は、特色検査の得点を加えて、総合点を算出します。
・学力検査・・・各教科100点、合計500点を基本点とし、各高校が3教科を超えない範囲で定めた教科について傾斜配点を実施することができます。傾斜配点を実施する教科の配点は1教科ごと150点又は200点とし各高校が設定します。
・調査書・・・ 各高校は調査書の基本点に135点満点を下回らない範囲で、学科、コース等の特色に応じて定めた数を乗じて調査書の得点とします。
・面接・・・ 30点満点を基本点とし、30点満点を下回らない範囲で、学科、コース等の特色に応じて定めた数を乗じて、面接の得点とします。
・特色検査・・・特色検査(実技検査又は作文(小論文))を実施する高校は、各高校の定めた基準に従って得点を定めます。
※調査書、面接、特色検査の得点の合計の取扱い
・特色検査を実施しない場合・・・学力検査の基本点×1.5≧調査書の得点+面接の得点
・特色検査を実施する場合・・・学力検査の基本点+調査書の得点+面接の得点≧特色検査の得点
※●●校□□校の2校のみの比較になりますが、●●校は第1次選抜で学力検査の割合が高く、第2次選抜では調査書の割合が上がっています。□□校は面接の割合が高めで特色検査(実技)もあり、第2次選抜では特色検査(実技)を重視した数値になっているようです。

【⑧ 第2志望】
「第2志望」や「第2志望に準ずる志望」に関する事柄を記載しています。当該学科がない場合は「なし」としています。
【⑨その他】
外国人特別選抜による募集に関する事柄を記載しています。
記載事項がない場合は「なし」としています。
※図は一部です
実際の「概要一覧表」を見てみましょう。
この概要一覧表は比較がしやすく、各高校の特徴が分かります。
■「概要一覧」:埼玉県教育委員会
1 共通選抜のみで選抜を実施する学科・コース等の概要一覧 (PDF:1,134KB)
2 特色選抜のみで選抜を実施する学科・コース等の概要一覧(PDF:972KB)
3 特色選抜及び共通選抜の両方の選抜を実施する学科・コース等の概要一覧 (PDF:222KB)
例えば【特色選抜のみ】の一覧から、この4校の傾斜配点の部分を中心に見てみます。
浦和高校は、数学と英語で傾斜配点(150点)。
大宮の理数科と大宮科学技術では、数学と理科が傾斜配点になっています(大宮200点、大宮科学技術150点)。
浦和一女は第2次選抜のみ傾斜配点(数学・英語200点)。
また、右側の「選抜資料の配点」欄で第1次選抜と第2次選抜との違いを調べると、第2次選抜で調査書の比重を下げているようです。※この4校の中でのみの比較です(全体では、第2次選抜で調査書の比重を上げる学校数が多くなっています)。
志望校が決まったら、学校別の「選抜実施内容」を見てみましょう。
前項の浦和高校の例では

「目指す学校像」「アドミッションポリシー」を確認、他は前項の一覧表通りです。

「面接」の項を見ると、
「自己評価資料」で学校独自項目が設定されていると分かります(『あなたの考える「時代の求めるリーダー」とは何ですか、そうしたリーダーを目指す上で、高校入学後にどのようなことに取り組みたいと思いますか、以上のことについて書いてください。』)。
面接の評価基準は『自ら課題を見いだし、目標に向かって主導的な役割を果たそうとしたり、困難に直面しても粘り強く取り組み、失敗を恐れず新たなことに挑戦しようとしたりしているか。』となっています。
■「各高校の選抜実施内容」はこちら(50音順で検索できます):埼玉県教育委員会
令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜実施内容(確定版)
(よみうり進学メディア編集部)
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