よみうり進学メディア

埼玉 入試情報
2021.10.13

〈2022年度入試〉 埼玉入試情報 「今年度の私立高校入試変更点」淑徳与野、山村学園などコース改編 -令和4年度

令和4年度 私立高校 入試変更点
私立高校の入試要項出揃う
コロナ対策としてオンライン説明会が急増

令和4年度入試に向けて、私立高校の募集要項が出揃った。
今春新型コロナウイルス感染症がおさまらない中、大学入試改革が実行された。来春から学習指導要領改訂が高校で実施される。それらに向けて、研究・対策を進める学校は多い。
また、新しい教育を目指し、コースの新設や改編が相次ぐ。
コロナ禍により制約が多い中、高校の説明会や相談会には、申し込み制やオンラインを利用したものなどを含め、できるだけ参加して、情報収集をしておきたい。

コロナ禍の中、急ピッチで進む、変化への対応

来春から高校の学習指導要領が改訂される。皆さんは、新しい指導要領で初めて3年間学ぶことになる。そうして大学入試は、第二段階目の改革を迎えると考えられる。
情報などの新しい教科に加え、思考力・判断力・表現力を育む教育を視野に、改革を推し進める学校が増加している。探求型授業やコミュニケーション能力の育成、英会話、ICT教育などだ。
また、ネット社会の進歩や人工知能の発達などで、社会の変化も激しい。
10年後、20年後には、社会そのものも大きく変わってくると思われる。
そんな時代の学校選択では、希望する学校を調べ、入試制度や基準だけでなく、教育の特色や授業時間などを知ることが必要となるだろう。

志望校の入試変化に注意

令和4年度埼玉県内私立の主な変更点は次のとおりだ。まだ調査中のため、必ず該当の学校の入試情報を確認してほしい。(9月20日判明分まで)

■学科・コースの変更
●浦和麗明(さいたま市)→特進コースⅡ類募集停止。Ⅰ類を特進コースに改称。特選Ⅰ類、Ⅱ類、Ⅲ類と併せ4コース制に。
●淑徳与野(さいたま市→選抜(A、B、C)、S類(文理、MS)の2類型5コース制から、T類、SS類、SA類、R類、MS類の5類型制に改編。
●山村国際(坂戸市)→特進A、特進B、進学の3コース制を特進選抜、特別進学、進学の3コース制に改編。
●山村学園(川越市)→特別進学コース(SA・文理)、総合進学コース(選抜・進学)の2コース4クラス制から、特別選抜SA、特別進学EL、総合進学GLの3コース制に再編。
●細田学園(志木市)→進学βコース募集停止。特進H、特進、選抜G、選抜L、進学αの5コース制に。
●秋草学園(狭山市)→特進選抜、進学選抜(α類・β類)、進学、幼児教育保育進学の4コース制から、特選(Sクラス・Aクラス)、選抜、AG、幼保の4コース制に再編。
●聖望学園(飯能市)→S特、特選、選抜、総進の4コース制から、特進(選抜クラス・一般クラス)、進学(選抜クラス・一般クラス)の2コース4クラス制に再編。

本格的な志望校選択は、9月の進路希望調査でスタート

9月末に中学校を通じて、皆さんの第1回進路希望調査が実施された。
はっきりと目標校が決まっている人がいる一方、まだ漠然としている人もこの時期では多い。
この結果は、10月末に公立高校の志望状況として県教委ホームページなどで発表される。
学校説明会や私学の個別相談、模擬テストの結果などから、志望高校は変化する。高倍率になっていても驚く必要はない。
第2回目の進路希望調査が12月の中旬に実施される。この時点では、多くの受験生が、志望校を決めているようだ。
ただし、公立の出願は2月10日(10日は郵送による出願)からなので、冬休みの成果を見て受験校を決める人も多い。
12月の調査は公立か私立かの決断をする目安日ということになる。

私学独特の入試制度を研究しておこう

今年度もコロナ禍の中、申し込み制やオンライン配信のみとするなど制約は多いが、県内外の私立高校の学校説明会や入試説明会が佳境に入っている。
これらの説明会に参加することで、各コースの内容、教育課程、進学実績などの詳細な情報が得られること、学校で開催される場合には、校舎施設の見学ができる。なにより重要なことは、入試の種類や基準などの情報が得られることだ。
また、同時に実施される個別相談では、いろいろな質問に直接答えてもらえるだけでなく、「合格の可能性」などを聞くことができる。
私立の各校では、普通科や専門学科等の中に、多様なコース、類型などを設けている場合がある。
自分に適したコースの選択も重要だ。
また、推薦・専願・単願などの第一志望者を対象とする入試と、公立との併願を前提としての入試を設けている学校が多い。さらにほとんどの学校で、第一志望者と併願での受験生に対して、独自の優遇制度がある。
コースや類型の内容、入試制度を調べ、これらの優遇制度を利用することが、私立受験で合格を勝ち取るカギとなる。

(岩佐教育研究所 岩佐桂一)