2年連続で平均点上昇 4年度は難化の可能性も
全体の構成は次のとおりです。
大問1 世界地理
大問2 日本地理
大問3 歴史(古代から近代の日本と世界)
大問4 歴史(近代〜現代の日本と世界)
大問5 公民
大問6 公民
大問7 3分野融合等
地理・歴史・公民の3分野からまんべんなく出題されています。
記号選択問題の割合が多いため比較的取り組みやすく、正答率が60%を下回る問題が33題中4題しかありません。
もっとも正答率が低かったのは大問7(エ)の三権分立(司法の独立)にかかわる問題で30・4%でした。
全体としては基礎的な知識を問う問題が多く、高得点が狙いやすいですが、そのためには、単なる用語の暗記にとどまらず、因果関係などを含め、より深い理解に努める必要があるでしょう。
3年度は5教科中ただひとつ平均点が70点を超えていたので、4年度はやや難化する可能性もあります。油断しないようにしましょう。
なお、3年度は公民分野の一部(私たちと国際社会の諸課題)が出題範囲から除外されましたが、4年度は復活します。
【まとめ】基礎基本の重視は変わらず
出題傾向は年度ごとに多少の変化はありますが、基本的には同じ形式、同じ内容が繰り返されています。基礎基本の重視という方針は常に変わりませんので、それを踏まえた学習を進めましょう。