出題形式・内容など大きな変化なし
これからの受験勉強を効率的に進めて行くためには、過去の入試問題の傾向を確実に把握しておく必要があります。
そこで今回は、令和3年度の都立高校入試(第一次募集・分割前期)の共通問題を振り返りながら、今後の対策を考えてみることにしましょう。
全体傾向
まず各教科の平均点を見ておきます。(カッコ内は令和2年度)
国語 72.5(81.1)
数学 53.3(61.1)
英語 54.1(54.7)
社会 54.6(57.0)
理科 47.8(53.4)
以上のように、すべての教科で前年(令和2年度)を下回りました。英語と社会はそれほど大きく下がっていませんが、国語、数学、理科は5〜8点近く下がっています。
唯一50点を下回った理科は、2年前(67・1)との比較では約20点下がっています。この結果、もっとも高い国語とは約25点の大差がつきました。
令和4年度入試では、3年度のような出題範囲の縮小は予定されていません。出題形式や難易度、 また、大問数・小問数など問題構成についても大きな変化はないと予想されます。