基礎的・基本的な知識や技能の見直しを
平均点は7・8点下がりました。
大問1は9問で構成されており、配点は計46点と全体の半分近くを占めています。
問6までは計算問題です。
問1 数の計算
問2 式の計算
問3 平方根を含む計算
問4 一次方程式
問5 連立方程式
問6 二次方程式
このパターンは毎年同じです。
いずれも取り組みやすい問題ですが、正答率90%を超えた問題はなく、逆に60%を下回る問題が5題ありました。大問1は確実に点数を取りたいところです。計算や作図など基礎的・基本的な知識や技能をしっかり見直しておく必要があるでしょう。
大問2は、図形を題材とし、数理的思考力や表現力を問う問題となっています。小問は2問ありますが、うち1問は正答率14・4%でした。問題文も非常に長く、解くのに時間がかかります。同種の問題を数多くこなしておかないと対応できないでしょう。
大問3から大問5は次のような問題構成となっています。
大問3 関数
大問4 平面図形
大問5 空間図形
このうち大問4と大問5は難問で、特に大問4の問2②は正答率0・5%、大問5の問2は正答率3・6%と極端に低くなっています。高得点を目指すには、平面図形・空間図形の問題をいかに攻略するかがカギになりそうです。
なお、3年度出題範囲から除外となった三平方の定理や標本調査などが復活すると考えられるので要注意です。