昭和鉄道高校は日本で唯一、校名に「鉄道」の語を冠した、鉄道に関することを専門的に学べる高校だ。
今春の卒業生は81%、153人が就職し、その内の82%が鉄道関連業界へ就職している。
卒業後、鉄道会社への就職を第一に考え同校への入学を決めた、3年生の2人に話を聞いた。
「個性的な先生が多いので毎日の授業が楽しいです」と話すのは、野球部のキャプテンとして部をまとめるDさん(運輸システムコース・多摩市立多摩永山中学校出身)。
鉄道分野の授業では、元鉄道マンの先生が教科書には書いていない実際の経験を興味深く話してくれるそうだ。また、鉄道分野に特化した様々な授業や鉄道会社でのインターンシップが受けられるのも特長のひとつ。
同時に「いつでも気軽に訪れることの出来る開放的な職員室や、生徒に気軽に声を掛けてくれる先生が多いのも昭鉄の特長です」と話すのは、生徒会活動を通じて自信がついたと話すMさん(運輸サービスコース・武蔵村山市立村山第四中学出身)。「勉強から進学や就職まで、生徒一人ひとりによく目を配り、二人三脚で長所を伸ばしてくれる学校です」と話す。
毎週土曜には2・3年生合同の選択授業が設定され、その多くが資格取得対策の授業となっている。2人もこれからの就職活動を考慮して、手話や語学講座、MOS検定、公務員対策講座などを受講していると教えてくれた。
入試部の冨田洋平先生も「昨年はコロナの影響で鉄道会社への就職が厳しい状況でしたが、一般企業や公務員試験への対策で多くの生徒が最終的に希望する進路に進めることができました」と話す。
「昭鉄では先生はもちろん、たくさんのOBとの繋がりがあります。鉄道業界から一般企業まで幅広い就職対策が蓄積されているので、就職の選択の幅が広がります」と最後に2人は話してくれた。
最新の運転シュミレーターの前で
今年9月竣工予定の新6号館
(よみうり進学メディア編集部)
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