東急代官山駅から徒歩約8分、にぎやかな街並みの中を通学する「一商」の生徒たち。東京都教育委員会の地域探究推進校として地元、渋谷にスポットをあて、さまざまな教科の授業内容から「渋谷を科学する=渋谷学」を学ぶ。
「一般企業と提携し、渋谷の問題と解決策を考える、ビジネスアイデア開発の授業もあります」と特選コース3年のY・Aさん(西東京市立保谷中学校出身)。
「『ビジネスアイデア』の授業では、企業にプレゼンテーションも行います。資料も自分たちでまとめます。企業の人に自分たちのアイデアを聴いてもらえ、やる気がでる授業です」と同コース3年のY・Yさん(目黒区立東山中学校出身)。
また、事務の仕事を実際にやってみる、総合実践の授業などもあるそうだ。
「授業では普通科目に加え、より実践的なビジネス教育を大切にしています」。と平野篤士校長。「一商ではおおよそ3人に2人が大学や専門学校へ進学します。指定校推薦枠を活用し進学も就職も、学校で十分にケアできます」。
進路指導では外部講師を招き、生徒の希望毎に社会で活躍する人たちの話を直接聞く機会などもある。また「合同ホームルーム」では卒業を控えた3年生から大学受験に向けた取り組みを教わる機会もあり、サポート体制は万全。
「資格取得では簿記や珠算・電卓など必須の検定に加え、情報系の資格は自分で選択できます。どの資格でも先生の指導が手厚く、検定対策の補講も万全です。〝九冠〟といって9種の資格を在学中に取得した生徒もいるんですよ」とY・Aさん。
2人から中3生へのアドバイスを聞いた。「入学時には進学か就職か、決めていませんでした。一商はどちらも選べる高校なので、迷っている人におすすめです」とY・Yさん。「大学で学ぶようなビジネススキルを高校から始められます。どの進路を選んでも先生方のサポートが厚いのは一商ならではです」。とY・Aさん。充実した高校生活が2人の表情に現れていた。
「ビジネス計算競技東京大会/珠算の部」で、自身の優勝旗を持つY・Aさん
東急電鉄の方とのビジネスアイデアの授業
会話がおもしろくて、つい笑いが…休み時間の自主勉強もみんなで教え合い楽しく学ぶそうです
(よみうり進学メディア編集部)
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