2022.8.8

二松学舎大学附属柏高校（千葉県柏市）キーワードは「探究力」

夏目漱石や渋沢栄一なども名を連ねた、伝統の漢学塾二松学舎の流れをくむ二松学舎大学附属柏高校。大学進学実績も好調な同校は、未来を切り開く学力を身につける「探究力」をキーワードに教育を展開している。

島田達彦副校長は「society5.0の社会の中で求められるのは、あふれる情報の中から価値を見出す感性と探究力です。自ら課題を発見し、社会に出たときにどのように自分の力を発揮できるかを問い続けること、これは二松学舎建学の精神と繋がっています」と話してくれた。
今年度から中学では「グローバル探究」と「総合探究」の２コース制をスタートさせた。高校でも探究の学びを実践するために、各教科の先生が集まって「グローバル探究委員会」を立ち上げ、より探究力を育む教育を検討しているという。

そんな同校の授業を体験できるのが７月30日と８月１日に開催する「授業体験会」。昨年の授業では理科の「豚の眼の解剖実験」、地歴公民の「感染症の日本史」、書道「『論語』と漱石〜四字熟語を書こう〜」などをはじめ、入試問題について解説する「高校入試英語—合格に向けてワンポイントレッスン」「間違いやすい計算を確認しよう〜二松柏の入試問題にチャレンジ〜」など、多彩な内容で行われた。書道や中国語の授業では、希望する保護者も参加できるようにし、たいへん好評だった。今年も高校の楽しさを先取りできる、工夫を凝らした授業を用意しているそうだ。
島田先生から中学生へ「体験授業や説明会に参加した際は、先生や在校生になんでも質問してみてください。本校は先生や生徒１人ひとりの姿が自慢です。ぜひその人柄に触れてください」とメッセージ。

最後に「自分をいろんな意味で成長させたいと思っている生徒さんはぜひ来てください。二松学舎柏は受験生の皆様をお待ちしています」と笑顔で呼びかけた。