狭山市にある西武学園文理高校は、1981年(昭和56年)の創立で、埼玉県を代表する私立進学校として知られています。
学科は普通科(グローバル選抜クラス・グローバルクラス)と理数科(先端サイエンスクラス)の2科3クラス体制となっています。
進学校でありながら部活でも実績を残しています。また、早くから国際教育や探究活動に力を入れ、将来を見据えた先進的な教育に取り組んできました。
令和4年3月の大学入試では、国公立に43人(現役37人)が合格しました。東大、一橋大、東工大に各1人のほか、北海道大2人、東北大1人など旧帝大や防衛医大、山梨大(医)にも合格しています。
私立大では、早稲田大11人(現役9人)、慶應大8人(現役5人)、上智大13人(すべて現役)の合格者が出ています。
人数的にはやや物足りないという見方もあるかもしれませんが、卒業生数が263人と、他の公私立進学校よりもかなり少ない点を考慮しなければなりません。
東大には、一度だけ途切れたことがありますが、二十数年間にわたり合格者を出し続けています。このような学校は県内でも数校しかありません。
「グローバル教育」、「人間教育」「進学教育」の3つです。いずれも開校以来の伝統を引き継いだものですが、4年前に就任した柴田誠校長が、これらをブラッシュアップし(磨き上げること)、時代の最先端を行くものに作り替えてきました。柴田校長は長年、都立進学校や中高一貫教育校で校長を務められ、また進学指導の権威としてもよく知られた先生です。
柴田校長は「中期ビジョン検討委員会」を立ち上げ、十年先を見据えた数々の改革を行ってきました。進学指導のあり方も、ベテランの経験を重視しつつ学校全体がひとつになり組織的に取り組む体制が整いました。
個人面談や三者面談等を含め年6回実施するなど、元々あった面倒見の良さはそのまま引き継ぎます。そのうえで、授業力の向上に力を注ぎ、他校に先駆けて実践してきた探究(活動)についてもさらなる進化を目指しているのが西武学園文理の現在の姿です。
進学実績にもこうした改革の成果が確実に出始めています。
(よみうり進学メディア編集部)
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