よみうり進学メディア

東京 高校レポ
2022.11.9

駒込高校(東京都文京区)「比叡山研修で自己を見つめ、学びの姿勢を育てる」-先輩たちにインタビュー

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340年の歴史、創立時の最澄の言葉
「ひたむきな向上心をもって全力を尽くす人こそ国の宝である」が今も生きる駒込高校。
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Uさん(文京区立第九中学校出身)、Sさん(墨田区立両国中学校出身)、Nさん(文京区立第六中学校出身)は全員1年生。
5月に「比叡山研修」に参加している。この研修は坐禅、写経などの修行を2泊3日で体験するものだ。

 

「修行のメインは3日目の〝回峰行(かいほうぎょう)〟。午前2時起床、3時に出発、比叡山を約30Km巡拝し、要所でお経を唱えます。それ以外は一言も話しちゃダメだし、真っ暗なのでライトで照らして進みました」とSさん。
Uさんは「厳しい行程で精神的につらかったけど、達成感がありました」と話す。
「お互い励まし合った3日間で、クラスの雰囲気が変わりました」とNさん。
3人の印象は強烈だったようで「最初は〝絶対ムリ〟と思った、第一印象でやめなくてよかった、やってみることが大事だと思った」と口々に話す。
修行の場では先生も一緒に僧侶から「お叱り」を受けることもあるのだとか。生徒同士はもちろん、先生とのコミュニケーションも一気に深まっていく。

 

また、UさんとSさんは3か月の海外長期留学が既に決まっている。「国際教養コースでは留学を目標に入学する人が多いです」とUさん。留学に関しても、先生方が本人の志望動機を鑑(かんが)み、興味を活かせる方向へと相談しながら内容を決めていく。「私は国際問題や国連事業などに興味があるので、現地で取り組む予定です」。
Sさんは「留学を通して視野を広げたい。〝貧困を防ぐ〟をテーマに異文化交流も行います」と意欲を語ってくれた。

最後に特S・SコースのNさんから受験生へ。「模試が多く定期試験と重なると辛いけど、先生と相談しながら苦手を克服していきます。比叡山研修を先にやるのでみんな仲が良く、楽しく明るい雰囲気の学校です」。
その言葉通り、にぎやかに話が弾むインタビューだった。

駒込高校ホームページはこちら

(よみうり進学メディア編集部)

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