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神奈川 高校レポ
2019.9.17
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クラーク記念国際高等学校横浜キャンパス(横浜市西区)

「全日型通信制」がひらく「才能開花教育」 

教科別・習熟度別授業が育む自己肯定感

クラーク記念国際高等学校は、その教育内容を「才能開花教育」と呼ぶ。それは一人ひとりの生徒に応じた授業を行い、誰もが持っている得意なことを伸ばし、将来につなげる教育を指す。この「才能開花教育」を支えているのが、「全日型通信制」というクラーク独自のシステムである。
通信制教育というと「通学する必要がなく通信手段を使って授業を行い、レポートを提出。日常的に仕事をしながら学習する、もしくは何らかの事情で高校に通うことが困難な生徒が通信制で勉強をする」といったイメージが強いだろう。実際、通信制の授業数は全日制の3分1で、残りの3分の2は本来、就労や家庭学習に当てるのだが、クラークでは、その時間を生徒の能力や興味に応じた授業に活用している。
岡本雅道キャンパス長は「一般的に通信制高校は学校に通う必要がないことをメリットとする向きもありますが、果たしてどこまで勉強を進めることができるでしょうか」と首をかしげる。確かにどんなに通信環境が整っても、必要なのは生徒のやる気であり、自己管理能力が重要だ。単位を落とせば卒業が難しくなるかもしれない。「学校に通わなくていいこと」が落とし穴になるケースもあるのだ。「私たちは何より対面教育、人とのコミュニケーションが必要だと考え、様々な通学スタイルがある中で、全日型通信制にこだわって実践しています」と語る。
クラークの「生徒に応じた授業」の基本となるのが教科別・習熟度授業である。社会科を除く主要4科目は、6段階に分かれて授業が行われ、生徒は一人ひとりのレベルで授業が受けられる。このため、得意科目を伸ばし、不得意科目にじっくり取り組むことができる。
「習熟度別クラスの高いクラスで評定が2しか取れなくても、クラスのランクを下げて4を取れば、それは自己肯定感につながり、自信をつけることができます」と多くの生徒を見つめてきた経験から語る。このような教育を27年にわたって実践してきたクラークだからこそ、「全日型通信制」を貫く理由があるのだ。

プロジェクト体験型学習を導入し、課題形成力を養成

現在、横浜キャンパスは、特別進学コース、インターナショナルコース、総合進学コースの3コースを設置。特別進学コースは、城南予備校が提供する特別カリキュラムで国公立大学を目指す生徒が学ぶ。インターナショナルコースは、プレ・ベーシック・アドバンスと能力に応じた専攻で、TOEICのスコアアップを狙いながら国際分野で活躍できる人材を養成。総合進学コースは、1年次からキャリア教育を行い、自分の適性を見極める取り組みを行なっている。
すべてのコースに共通しているのは、PBL・Project Based Learning(プロジェクト・ベースド・ラーニング)と呼ばれる、課題形成力を身につけるプロジェクト体験型学習の導入である。
昨今の教育現場では、2020年度から実施される大学入試改革に伴い、生徒たちが課題に向け、発想を展開していく学習が重要視されている。公立高校もカリキュラムの柔軟化が図られ、一般教科を詰め込みで教えるのではなく、いわゆる探求型学習の必要が言われている。
クラークは創立当初からゼミ授業を導入し、特化した学習、課題解決型の学習を実践。最近は、SGDs(持続可能な開発目標)を想定し、食品企業と提携して商品開発をしたり、食品ロスについて取り組んでいる。また、アパレルメーカーと提携して、不要になった衣料の回収プログラムを実施。生徒たちは、世界にはどういう人たちが着る服に困り、自分たちは何のために行うかを、PBLを通して考え、納得をしながら実践している。さらに模擬国連などのSGDsに沿った学びは、生徒たちの世界への意識を目覚めさせているという。
それらの学習のため、生徒一人ひとりはタブレットを持ち、学びや活動について、eポートフォリオを作成して蓄積していく。タブレットにはエバーノート・スクールタクト・ブラッシュアップなどのアプリケーションを使い、様々な場面でICTを活用。生徒の学びの意欲と効果の最大化を図っていることも見逃せない。

安心と満足の留学体験 国公立大などの多彩な進学先

クラーク横浜のカリキュラムの柔軟さは、国際教育にも表れている。ネイティブ教員4名を配し、彼らから英語の感覚を学び、日本人教員から理論を学ぶことで、インプットとアウトプットを繰り返し、英語力の向上に努める。また、高校の留学と言えば、単位取得の関係から夏休みなどに留学期間が限定されるのが一般的だが、クラークは10日間から最長2年3か月までの間で選択が可能。長期でも条件を満たせば3年で卒業することができる。2018年度は、インターナショナルコースの生徒を中心に133人が留学を経験した。
留学先はオーストラリアとハワイの5つのキャンパスから選択。実績豊富なホストファミリーと現地日本人教員のサポートで、安心して留学生活を送っている。
同校の卒業後の進路先を見てみよう。全日制高校の大学進学率は54・4%に対し、クラーク横浜キャンパスは60%を超える。なかでも特別進学コースは国公立大学志望の生徒が学び城南予備校の講師による授業を受けながら受験対策を行なっている。一般受験に挑戦し、毎年、北海道大学をはじめとした国公立、難関私立大学に進んでいる。インターナショナルコースは、国内・国外の国際系大学やグループ校のIPUニュージーランドをはじめとした大学、総合進学コースは私立文系大学を中心とした進路先となっている。
同時に、クラークの教育が多くの大学から評価されていることから、指定校推薦枠は310大学にのぼり、1400以上を数えていることも注目に値する。
クラークの教育が誕生して27年。その教育内容は、通信制高校のイメージを覆し、才能開花教育として実を結び始めている。他校にない習熟度別授業や国際教育は「成長したい」「自分を変えよう」「世界を目指したい」という、多くの生徒たちの夢を叶えている。
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