越谷総合技術は昭和61(1986)年に開校しました。
工業系の電子機械科・情報技術科、商業系の流通経済科・情報処理科、家庭系の服飾デザイン科・食物調理科の6学科で構成される複合型の専門高校です。
校名の総合技術は、総合的な技術を学ぶという意味ではなく、専門技術を学ぶ複数の学科が集まりひとつの学校を形作っているという意味です。同じようなタイプの学校としては新座総合技術があります。
プロを目指して幅広い技術を学ぶ
今回の取材では家庭系の服飾科と食物調理科の授業を見てきました。
食物調理科は厚生労働大臣指定の調理師養成施設なので、卒業と同時に調理師免許を取得できます。
実習授業(集団調理)を見学しましたが緊張感あふれるものでした。プロは時間の制約がある中で大量の料理を提供できなければなりません。チームワークも求められます。調理技術の中にはこうしたものも含まれるのだと分かりました。
服飾デザイン科は、自分で服をデザインし、型紙を作り、縫い上げて、最後は自分で着てファッションショーまで行います。
取材当日はファッション造形の授業を見学しましたが、外部のプロの先生も含む複数の先生の指導の下(もと)、技の習得に取り組んでいました。一人ひとりが自身の課題と向き合い、黙々と作業を勧めている姿がとても印象的でした。
ミックスホームルームで複合型の強み生かす
同校のように異なる系統の専門学科が集結しているとさまざまなメリットがあります。
イベントやプロジェクトでは、学科の枠を超えて活動することがあります。これらを通じて社会で必要な協同する力が育ちます。
同校では英語・数学など一般科目の勉強が多い1年次はあえてミックスホームルームという形をとっています。また、3年次には「総合選択」という科目があり、希望すれば他学科の専門科目も学ぶことができます。異なる個性を持った生徒同士の交流から生まれる化学変化のようなものが期待されているのでしょう。
直近の入試関連イベントとしては、6月24日(土)に第1回学校説明会が予定されています。また、7月28日(金)には体験入学が行われます。
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