よみうり進学メディア

埼玉 高校レポ
2023.9.7

開智高校(さいたま市岩槻区)/女子ハンドボール部 「部活をもうひとつの居場所に」

部活動、その中でも特に運動部のイメージが湧きにくい開智高校ですが、しっかり活動している部活もあり、そのひとつが女子ハンドボール部(以下、ハンド)です。
指導するのは3年目の若手・吉田楓先生です。先生自身は高校、大学とハンドを続け、今も時間をみてクラブチームにも参加するという本格派です。

初心者どころか運動未経験者も

部員は16人いますが全員初心者です。もっともハンド部はどこの中学校にも必ずある部活というわけではないので、その点では他校も似たような状況かもしれません。
ただ、中学時代にバスケ、サッカーなど他の球技を経験した人が結構いる学校が多い中、開智の場合は吹奏楽部などの文化部経験者や球技以外の運動部経験者が中心です。吉田先生が見たところ「まずボールの投げ方受け方、その前に走り方から教えないといけない状況」なのだそうです。

短時間練習ながら県ベスト8に

もっと大きな悩みは練習時間の確保です。月曜・木曜は放課後特別講習があるので部活はできません。練習できるのは平日3日間と土曜日の計4日。時間は2時間程度です。日曜日は大会や練習試合があれば別ですが、それ以外は活動できません。
が、そんな厳しい環境にありながら、前年度は新人戦で県ベスト8に進出し、今年度は関東大会予選でベスト16に残っています。

自分の意見を主張できる選手に

吉田先生は「ハンドを通じて自分の意見をしっかり主張できる人になってほしい」と言います。部の中で思い切り意見を言い合えるようになってほしいと願っています。
先生のそうした考えは、練習風景にもよく現われていました。ああしなさい、こうしなさいと指図するより、「ここでどうしたらいい?」「どう思う?」と、部員に意見を求める場面が数多く見られました。
先生は「頭の良い子たちなので、教わったことを理解するのは早い」と認めていますが、それだけでは社会に出て通用しないとも考えています。部員たちが慣れてきたら、「もっと質問攻めにするつもり」だということです。

強くなるだけが目的ではない

今回の取材で特に印象に残ったのは、「部活はもうひとつの居場所」という先生の言葉です。部員たちも、上手くなりたい、強くなりたいと目標を掲げつつも、教室では出せない自分を表現できる、もうひとつの居場所を楽しんでいるようでした。

開智高校ホームページはこちら

(よみうり進学メディア編集部)

☆よみうり進学メディアではTwitterで記事更新をお知らせしています☆
Twitterのフォローをすると、随時掲載情報が受け取れます。受験情報をお見逃しなく!
■よみうり進学メディアTwitterはこちらをクリック
Twitter.com@yag_ysmedia

関連記事