創立以来、交通インフラをはじめ社会に多くの人材を輩出してきた昭和鉄道高校。今春の卒業生の就職率は82.9%。その内の84.0%、126 人が夢の鉄道関連業界への切符を手に入れた。
先輩たちに続く3年生の2人に話を聞いた。
電車運転士の父が働く姿に憧れていた、S.Nさん(サービスコース・府中市立府中第九中学校出身)。
S.Nさんのお父さんも昭和鉄道高校の卒業生で、同校を選ぶ際にも後押しがあったそうだ。
慣れ親しんだ西武線の運転士になりたいと希望する、S.Kさん(システムコース・東村山市立東村山第七中学校出身)。
西武鉄道に勤めるのならば就職実績が良いのはこの学校、と自ら調べこの学校を志望した。
同校の学びでは、1年次から鉄道に関する基礎を、2年次以降は2つのコースに分かれる。
専門科目で広く鉄道のことを学ぶ運輸サービスコース、鉄道のことに加え電気や工業についても学ぶ運輸システムコース、それぞれで生徒の希望進路へ向け実践的な学びを深めていく。
同時に、この2つのコースの前者は文系、後者は理系への進学に対応しており、大学進学への進路変更にも叶う体制が整えられている。
「鉄道会社で勤務経験がある先生から、実務経験談など貴重な話も聞けます。授業の中身が濃く楽しいです」とS.Kさん。
授業は一般企業への就職にも役立つよう広範囲に渡っており「ホスピタリティマインドの授業では、礼儀作法からメール文の作り方などを学びます」とS.Nさん。
各種の資格取得に向けた講座も充実し、公務員や一般企業への就職実績も豊富だ。
卒業生から仕事のやりがいなどを聞く機会も多く、同校の実績が存分に発揮されている。
就職試験に向けた対策も積極的に実施。「クラスのグループワークで、志望動機についての意見交換や面接の問答を行い、注意し合ったり褒め合ったりしています。同じ夢を持つ仲間なので真剣に進路を相談でき、お互いを高めています」と2人は締めくくってくれた。
(よみうり進学メディア編集部)
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