よみうり進学メディア

東京 高校レポ
2023.10.24

啓明学園高校(東京都昭島市) 「世界とつながるキャンパスで自分を見つめる学び」-進路指導

帰国生や外国籍生などの国際生が各クラスに約30%在席する啓明学園高校は、学校内で異文化体験と外国語の環境を日々体験でき、世界をつなぐグローバルな学びが実践されている。
国公立大学、難関私立大学、海外大学に進学する生徒を毎年輩出しており、今年春は指定校推薦と総合型進学で進学者の75%を占めている。
同校の進路指導と日々の学びについて、学校長の大坪隆明先生に話を伺った。
「先生と生徒、生徒同士でも下の名前で呼び合っているので、距離感や接し方にも良い影響があります」と大坪先生。
英語と数学は習熟度別のクラス編成で個々の目標に合わせ学ぶ。2年次の選択科目に第二外国語(中・韓・仏)を設定。英語を中心とした語学を学びながら、各国の文化や習慣も学ぶ、幅広い学びが同校の特長。

日常的に国際生と交流し、探究の取り組みでは世界視野での学びが多いことから生徒たちの心や考え方も刺激を受けていく。
「国際系や外国語に関心を持つ生徒が多く、進学先にも関連してきます」と話す。続けて「何を学ぶのかで学科、学部、そして最後に大学が決まる」そんな指導を行っていることを強調した。

2・3年次の選択科目では、文理系の枠組みにとらわれないフレキシブルなカリキュラムが組まれている。科目によっては5人からでも手厚い指導が行われ、生徒一人ひとりのニーズに応えることが重視されている。大学受験科目のみならず、教養的な選択科目も豊富にあり、茶道や芸術なども学ぶことができる。

今後は、海外大学への進学に関心を持つ生徒へ向けて海外協定大学推薦制度(UPAA)を活用し、海外大学の受験を後押しする。
日本の大学受験と並行して進行でき、学校で英語の専用テストを実施し、書類や論文の提出は、窓口ひとつで海外大学への出願が可能となる。
「来年は少なくとも10名の合格者を目指します」と大坪先生。生徒たちの可能性を広げるために積極的な取り組みが行われており、今後の成果が期待される。

進学指導では、志望理由書や面接練習を何度も実施し、生徒の動機や志望校への意欲を深める取り組みが行われている。校長先生を含む教職員が親身になり、生徒がどれだけ本気で志望する大学の学部・学科で学びたいのかを改めて確認しているそうだ。
最後に、大坪平先生から「これからのダイバーシティの時代で自分がどのように活躍するのか、先を見据えた進路を考えてください」と受験生に応援の言葉を受け取りました。

啓明学園高校ホームページはこちら

(よみうり進学メディア編集部)

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