よみうり進学メディア

東京 高校レポ
2023.10.19

保善高校(東京都新宿区) 「適確な受験情報を提供しモチベーションを高める」-進路指導

今年創立100年を迎え、さらなる飛躍を続ける保善高校。

国公立・難関私大を目指す『特別進学』、GMARCH以上を目指す『大進選抜』、中堅私大を目指す『大学進学』の3のクラスがあり、生徒一人ひとりの希望進路の実現を後押ししている。
豊富な推薦枠や総合型選抜などの受験制度を上手に活用し、今春の大学現役進学率は86%。毎年8割以上が現役での大学進学を勝ち取っている。

同校の進路指導について、進学指導部の小関吉直先生に話を伺った。
明るくオープンな進路指導室には先生が常駐し、いつでも相談が可能だ。大学入試の過去問(赤本)をはじめ、学校推薦型選抜(指定校と公募制)や、総合型選抜での各大学の課題と面接時の質問や教室のレイアウトなど、受験生にしか分からない情報をまとめたファイルが整理して置かれている。
「これまでの先輩たちが受験後に後輩のために残してくれた貴重なデータです。生徒はみな読み込んで使用しています」と話す。

同校では年間複数回の三者面談を実施する。
1回目は1学期の中間テスト後。期末、夏休みに向けて勉強に臨む姿勢の軌道修正を行うものだ。
保護者が三者面談時、進路指導室に立ち寄るケースもあり、常に生徒、保護者、学校の三者でしっかりと生徒の進路に向き合うのが特徴。
「生徒へ大学受験を意識させるタイミングが早くなりました」と小関先生。入学時のオリエンテーションから始まり、生徒貸与のiPadには、高校生に大学の学びを発信するWEBサイト〝夢ナビ〟を登録している。
生徒たちは、将来大学で何が学びたいのかを考え、自分のやりたいことを見つけていく。学校からは、考える材料を提供し、迷いに対してはいつでもカウンセリングを行っている。

目標を見つけながら、同時に大学受験に向けた勉強習慣の定着を図る。進路指導室の隣にある自習室の活用や、夏休みの勉強合宿では勉強漬けの生活を3泊4日で行う。講義だけでなく自学自習も行い、学習習慣の定着化を図る。ここで自学自習に慣れることで、2学期以降の勉強の取り組みと成果に大きな差異がみられると言う。
その他にも、年1回受験を推奨する英検の対策用アプリの活用、また長期休暇中の講習やOBの大学3年生による進路ガイダンスを実施し、受験対策の後押しをしている。

最後に小関先生から「自分の未来に真剣に向き合い、自分で考えることが大切です」と受験生にアドバイスをもらった。

保善高校ホームページはこちら

(よみうり進学メディア編集部)

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