普通科と理数科 SSH8年の実績
埼玉県立松山高校(加藤浩校長)は埼玉県内に5校ある男子校の一つで、今年97年目を迎える伝統校です。教育界にも多くの人材を輩出しているので、皆さんの周りにも松高出身の先生がいるかもしれません。
普通科のほか理数科があり、文科省SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)指定校でもあるので理系進学に強い学校と言えます。
建学の精神は、文武に分け隔てなく励むという意味の「文武不岐(ぶんぶふき)」です。ソフトテニス部、陸上部を始め多くの部が全国・関東大会出場を果たし、その精神を体現しています。
国公立対応の全方位型カリキュラム
同校普通科には特進クラスが設置されています。入学後の希望と選考により編成されますが、この特進クラスと理数科が全体をリードする形で進学実績を上げています。
普通科カリキュラムは2年次から文理分けがなされますが、極端にどちらかに偏ることのない、いわゆる全方位型あるいは万能型になっています。伝統的に国公立志向の強い学校なので理系であっても文系を、文系であっても理系を、というように幅広く学びます。実績がやや落ち込んだ時期もありましたが、今春は現役中心に35人まで盛り返すなど実績は右肩が上がりです。
受験勉強は校内で完結、伝統の「松高塾」
平常の授業を補うため、早朝・放課後・長期休業など年間を通して補講を行っており、これを「松高塾」と称しています。部活加入率が1年生100%、2・3年生でも80%ときわめて高い学校なので塾や予備校に通うことが時間的に難しいのが実情です。そこで、受験勉強を校内で完結させるために始まりました。年間で100を超える講座が開設されています。希望の進路を実現させた先輩たちも、その効果を絶賛しています。
全教室に電子黒板を配置
大学入試改革への取り組みは早くから行ってきました。AOや推薦など多様な入試に対応するため個別の小論文指導や面接指導を積極的に行っています。また「松高Diary」を活用した各自の目標管理も行っています。
全教室に電子黒板が配置されているのは、おそらく県立では唯一でしょう。私立でも少ないはずです。ICT教育の分野で全県を牽引する立場の学校でもあります。
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