いずみ高校は県内公私立高校の中で唯一、校名が「ひらがな」の学校です。また、地名を冠していないので場所も分かりにくいですが、さいたま市中央区にあります。
同校は「生物・環境系の総合高校」をコンセプトとしていますが、総合学科の高校ではなく、農業や工業に関する専門学科の高校です。
前身は旧与野農工高校で、平成11年（1999年）に主として生物と環境を専門的に学ぶ学校として生まれ変わりました。
学科は次のように６学科構成になっています。
【生物系】
「生物生産科」「生物サイエンス科」「生物資源化学科」
【環境系】
「環境デザイン科」「環境サイエンス科」「環境建設科」
他の同分野の学校と比べて特徴的なのは「サイエンス」と名の付く学科がふたつもあることです。そしてこの２学科が校内で人気の学科となっているようです。
小林幹弥校長は同校の生徒について、「たとえて言うなら『小型のさかなクン』のような探究心旺盛な子が多いのではないでしょうか」と述べています。自分でテーマを決め、とことん研究する、それを先生方が全力でサポートする、そんな校風の学校であるようです。
同校入試では「くくり募集」という独特の方式がとられています。他の学校にはないものです。
生物系の３学科がひとつのくくり、環境系の３学科がもうひとつのくくり。受験生はどちらかの「くくり」、つまり系統を選んで受験します。
入学後、１年生の段階ではそれぞれの系統に関する科目を幅広く学びます。その中で自分の興味関心や適性を見きわめ、２・３年次では各学科に分かれ専門的に学びます。
中学校の段階では自分の進みたい方向がはっきりしていない人も多いので、「くくり募集」はとても有難い方法です。ただし「系」を越えて「科」を選択することはできないので、大きな方向性だけは受験の段階で決めておく必要があります。
◆直近の学校説明会情報
第１回学校説明会：７月２７日（土）
第２回学校説明会：８月２４日（土）※体験授業あり
（よみうり進学メディア編集部）
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