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鵠沼高校(神奈川県藤沢市) 「充実の『鵠沼サタデープログラム』で進路実績を伸ばす」-進学指導

藤沢駅から徒歩約15分、江ノ電を利用し柳小路駅で降りれば、目の前に鵠沼高校の校舎が目に飛び込んでくる。

文武両道を謳(うた)う同校の学びは、生徒の興味関心に沿った3つのコースを用意している。
文理コースは日々の授業を中心に、クラブ活動を必修とし、学校行事を通して人と関わり社会性を育む。
理数コースは科学的・論理的思考力を育てる「鵠沼サイエンスプログラム」に参加し、興味関心を深めていく。
英語コースは、ホームステイをしながらカリフォルニア大学の語学研修プログラムに参加。語学力とともにグローバルな視野を養っていく。

進路実績を見ると、2023年度は卒業生238人中84%が4年制大学へ進学。国公立大学へは11人が進んだ。「この3年間においては医学部合格者もいて、着実に実績を伸ばしています」と進路指導部主任の橋本周太先生。

 

同校の進路指導は二者面談、三者面談、進路ガイダンスに加え、2023年度から「鵠沼サタデープログラム」の充実に努めている。これは月1回から2回の土曜日を進路行事にあて、1年次は必修、2・3年次は自由参加。これまで大学学長の講演や大学教員の出張授業、大学での体験授業、キャンパスツアー、3年生による進学先のプレゼンテーションなどを実施してきた。

高大連携を行うフェリス女学院大学との「多言語世界にふれる異文化理解プログラム」では、英語・フランス語・韓国語・中国語・スペイン語・ドイツ語を学んでいる。入門講座の内容では、生徒は言葉の学びを通してその国の文化や背景を知るという。
また、理数系分野の実験授業に参加した生徒は、AIや先端科学に触れて、高校の学びの先に広がる世界を感じることができたという。

約半数の生徒が部活動に励み、学校行事を運営する同校では、それらを活かせる大学入試にチャレンジしている。「学校推薦型選抜、総合型選抜を優先して考える生徒にも、一般入試も視野に入れるよう助言します。その逆もしかりです」と橋本先生。続けて「自立した学習者を育てています。1年次は補助輪付きでも、2年次以降は塾や予備校に通わなくても済むように取り組んでいます」と力を入れる。

真面目で明朗な生徒、落着きのある授業、そして若い先生方の熱量にも支えられて、生徒たちはかけがえのない高校生活を過ごしている。

来年度、同校は創立100周年を迎える。来夏には現在の校舎を取り壊し、3年後に新校舎が完成する予定だ。来年度の入学生は3年次から新校舎で学べることになる。「鵠沼高校は確実に進化しています。いまの鵠沼高校を見ていただきたい」と話を結んだ。

 

鵠沼高校ホームページはこちら

 

(よみうり進学メディア編集部)

 

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