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神奈川 高校レポ
2024.10.15

相模女子大学高等部(神奈川県相模原市) 「充実した学習環境の下で未来の自分を描く」-進路指導

 

四季折々の美しい自然が広がる広大なキャンパス、幼稚園から大学院までが同じ敷地内にある総合学園で、将来の夢に向かって学ぶ相模女子大学高等部の生徒たち。

同校は今春、国公立大学に7人、早慶上理に11人、GMARCHに23人が合格し、難関私大への進学者が増加している。また、併設の相模女子大学への内部推薦制度や確約併願制度を活用し、さらに上位の大学への挑戦を果たす生徒も多い。

キャリア支援部の石川浩久先生に聞いた。
進路支援の中心は「第一志望校をあきらめない」という強い方針のもと、生徒たちには安心して自分の目標に挑戦できる環境を整えていると先生は話す。
約8割の生徒が指定校推薦や総合型選抜を利用するが、不合格になった場合でも一般入試で第一志望校に進学できるよう支援をしているそうだ。同時に進路支援では生徒の志望する大学の指定校推薦枠を獲得できるよう、生徒の頑張りに応えられるよう、進路選択肢を広げるよう努めていると言う。

学習面で特に力を入れているのが、AIを活用した学習支援システム「まなLab」の導入だ。1年次から自分の弱点を補強し、得意分野を伸ばすことができるこのシステムを利用し、生徒は自学自習の習慣を身につける。

さらに2年次からは4つのコースに分かれ、それぞれの目標に応じたきめ細かな教育が実施される。

3年次になると、受験に集中できるよう第2校舎に移り、100席ある自習室が日曜も開放されるなど、充実した学習環境が整えられている。自習室には過去問題集「赤本」や、キャリア支援室が隣接しており、受験に必要な情報がすぐに手に入る仕組みだ。

また、受験に占める英語の割合を考慮し英語力向上にも注力。カリキュラムを早めに進行させることで、つまずきがあっても余裕をもって学べる体制を整えている。
さらに、希望者向けの学内予備校を開催し、長期休業中の特別講座、英検対策講座も用意されており、受験に向けたサポート体制も万全だ。

進路支援は1年次5月の職業適性検査から始まり、2年次の文理選択に向け、11月の提出期限まで準備が進められる。その後もまざまな支援が行われる。
また、海外短期研修やターム留学を通じて異文化交流の機会を設けるなど、進路選択や社会生活で重要なスキルの向上も目指している。

最後に石川先生は「同じキャンパスで学ぶ大学生の姿と、数年後の自分を重ね合わせることで、早くから将来の進路について考えるきっかけになっている」と同校の魅力を語ってくれた。

 

相模女子大学高等部のホームページはこちら

 

(よみうり進学メディア編集部)

 

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