よみうり進学メディア

東京 高校レポ
2025.6.9

昭和鉄道高校(東京都豊島区)【鉄道科】 特集:専門分野を学ぶ2025

支え合い、学び合う「鉄道の仲間たち」

鉄道業界で即戦力となる人材を育成してきた昭和鉄道高校。これまで多くの〝鉄道マン〟を夢見る生徒たちを業界へと送り出してきた実績を誇る。

今回は、そんな同校で学ぶ3年生、Oさん(システムコース・福生市立福生第三中学校出身)とNさん(サービスコース・清瀬市立清瀬第五中学校出身)の2人に話を聞いた。
「校舎がきれいで、雰囲気も良くて通いやすいです」とOさん。一方、Nさんは「憧れの鉄道会社への就職率が高いことも、この学校を選んだ理由のひとつです」と話す。
すでにそれぞれ第一志望の就職先を定め、これまでの道のりを振り返ってくれた。

「クラスには、鉄道への愛が強い仲間が多く、お互いに高め合いながら学べています」とNさん。
運転法規や、駅務に必要なホスピタリティマインドの授業は特に印象に残っているという。
資格取得にも力を入れ、これまでにサービス介助士やビジネスマナー検定など、10の資格を取得した。
こうした資格取得に向けて、2・3年生合同での対策授業も実施されており、生徒たちの挑戦を後押ししている。

Oさんは、授業内で第2種電気工事士の国家資格を取得。さらに「鉄道専門科目は、元鉄道会社勤務の先生による実務に即した内容を聞けて、とても興味深いです」と話す。
車両の授業では電車の仕組みを体系的に学び、システム総合実習では仲間とともに電気回路などの共同作業を行い、社会で必要とされるチームワークも養ったという。
校内には鉄道実習室やシミュレーターなど本格的な設備が整っており、志望する中学生は、オープンスクールなどを通じて、ぜひその充実した環境を体感してほしい。

 

同校では入学直後から、鉄道業界で活躍する卒業生の講話会を定期的に開催するなど、就職を意識した学びを一貫して行っている。
また、2年次にはⅠ類・Ⅱ類に分かれ、大学進学を視野に入れた進路選択も可能だ。
こうした指導によって、今春の卒業生の約88%が就職、そのうちの約93%が鉄道関連企業に内定。一般企業や公務員など、多彩な進路にも対応し生徒の夢を実現している。

電気工事士資格取得を目指す授業の様子

 

昭和鉄道高校ホームページはこちら

 

(よみうり進学メディア編集部)

☆よみうり進学メディアではX(旧Twitter)で記事更新をお知らせしています☆
X(旧Twitter)のフォローをすると、随時掲載情報が受け取れます。受験情報をお見逃しなく!
■よみうり進学メディアX(旧Twitter)はこちらをクリック
x.com@yag_ysmedia

関連記事