幼稚部から大学院までがひとつのキャンパスで学ぶ、相模女子大学高等部。
四季を感じられる広大なキャンパスで部活と勉強の両立をはかり、全国レベルで活躍する部活も多い。
今年U-18リーグで2部に昇格し、強豪校との戦いの中で「2部残留」を目標に日々成長を目指すサッカー部の部長、Kさん(大井町立湘光中学校出身)に話を聞いた。
練習は火曜から土曜の放課後。広大なキャンパスを活かし、高校と大学のグラウンドも使用できる恵まれた環境にある。
練習メニューは顧問が考えたものもあるが、基本的に部長のKさんを中心にキャプテン・会計の3役で決めている。
グラウンドの練習だけでなくミーティングも重要視し、「なぜこの練習をするのか」といった目的を共有し、みんなが同じ方向を向いて頑張るという。
時には試合結果を真剣に受け止める部員と、そこまで気にしない部員との間で意見が分かれることも。
Kさんは、双方の意見を聞き「次の試合ではこうしよう!」と前向きな声掛けで、チームをひとつにまとめている。
こうした時には3年生が受験勉強と両立しながら部活に参加してくれ、「やっぱり3年生がいると安心感があります」とKさん。
「声掛けを大事にして、初心者も経験者も関係なく一緒に成長できる部活です」。
実際に、技術面で発展途上の1年生でも、真剣に取り組めば公式戦に出場することも。
練習後には、自習コーナーを使いみんなで教え合って勉強する。1年生は「まなLab」という学習ツールを活用し、部活と勉強の両立をはかる。
Kさんは先輩からのアドバイスをもとに進路を考え、大学のオープンキャンパスに足を運ぶそうだ。
さらに、毎年8月に開催される同校主催の「マーガレットカップ」では、大会運営も生徒主体で行っている。グラウンドや控室の準備に取り組むことで、「いつもサッカーができる環境への感謝の気持ちが強くなった」と話す。
最後に、学校選びに悩む中学生へ「自分がやりたいことができる学校を選んでください。私はサッカーができる学校という視点で学校を選び、今、全力でサッカーに打ち込める環境に満足しています」と話してくれた。
(よみうり進学メディア編集部)