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横浜清風高校(横浜市保土ヶ谷区)/ダンス部 「全国に横浜清風の爪痕を」

横浜清風高校ダンス部、チーム「清颷Rizing」は、今年8月、全国大会「全日本高校ストリートダンスクライマックス2025」の舞台に立つ。
創部以来、初の高体連大会入賞を果たすなど、快進撃を続ける彼らが今年掲げる目標は全国大会での「順位獲得」。
メンバー66人が家族のように支え合い、個性と情熱を輝かせるダンスを全国に披露する。

同校ダンス部は66人の大所帯。週6日、平日は夕方まで練習に打ち込み、自主練習は夜7時までと、ハードな日々を送る。しかし部員たちは「応援されるチームでありたい」という目標を胸に、学習面も怠らず、真面目に部活動に取り組んでいる。

同大会への意気込みについて、部長のKさんは「小学1年生からダンスを続けてきた。高校で初めてチームに加わり、仲間と絆を深める中で、個人技ではなくチームでひとつの作品を作り上げる楽しさを知りました。支えてくださった方々への感謝が伝わるような踊りをしたい」と話す。

また副部長のHさんは「皆明るく、楽しく、いい意味でまとまっていない。個性を発揮しあっている」と部の雰囲気を。同じく副部長のSさんは、体験入部で初めてダンスに触れ「これだ、とビビっときた」と入部を決意、「これまで積み重ねてきた練習の成果を、全国大会で全て発揮したい」と話す。また副部長のTさんも「横浜清風の爪痕を残したい」と意気込む。

 

大阪の舞台で披露するのは、宇宙をテーマにした作品「ユニバース」。空に輝く星々のようにメンバー全員の個性を輝かせる、まさにチームを象徴する作品だ。
関東予選を勝ち抜き、2年連続で全国への切符を手にした彼ら。今年こそはと、並々ならぬ決意を胸に臨む。

彼らのダンスは、見ている人を笑顔にさせ、楽しませることを大切にしている。Hさんは「楽しくて、皆に笑ってもらいたい。笑って踊ることをやっているので、中学生たちも乗ってきてほしい」と、後輩たちにも自分たちのようにダンスを楽しんでほしいと話す。
Tさんも、高校受験で悩む中学生に向けて「自分がしたいことにチャレンジしてほしい」とエールを送った。

これまで積み重ねてきた練習が報われる瞬間を信じて、彼らは大阪の舞台で魂を込めたダンスを披露する。「魂を込めて踊ってきます」という力強い言葉に、全国にかける熱い思いが凝縮されている。

 

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(よみうり進学メディア編集部)

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