八王子学園八王子高校は多彩な進路実現を可能にする『3コース3クラス3類型』により、文理・総合・アスリートという幅広い進路志向に対応しているのが特色のひとつ。
進路指導部長の髙橋史郎先生に聞いた。
同校の進路実績は近年大きな伸びを見せており、今春は国公立大学54人、早慶上理99人、MARCH296人と、前年を大幅に上回る成果を挙げた。中でも地方国公立大学理工系の合格が増加したのは、教員が積極的に情報収集を行った成果でもあるという。
また「上昇志向が強く、志望校を諦めない学年でした」と先生は話す。
実績向上の背景には、日々の積み重ねと学習習慣の定着がある。1年時の英単語、2年時のイディオムテストを継続的に実施し、学年全体で英語力を高めている。
また英検取得を学校全体で推奨し、高2で準2級、高3で準1級合格を目標にすることで、大学入試において優位性を確保している。
学習習慣を形成する取り組みとしては、Z会の添削を併用した『最難関大学現役合格プロジェクト』、単元ごとの徹底理解を促す『Check Repeat Program』、早期に受験準備を行う『EEP』などがあり、生徒一人ひとりの成長を長期的に支えている。
指導は学校・生徒・保護者の三位一体で進められる。各種ガイダンスは1年次から始まり、保護者も参加することで進路への意識を早くから共有する。3年次には入試動向ガイダンスを行い、最新の情報を基に戦略的に進路を選択できるよう支援する。
また、学校推薦型選抜や総合型選抜を活用した年内入試に挑む生徒が不合格となった場合でも、一般入試へスムーズに切り替えられる仕組みを整えている点も同校の特長。
さらに自習室には卒業生のチューターを配置、同じ環境を経験した先輩からの助言を受けられることも生徒たちの大きな支えとなっている。
進路の多様性もこの学校の魅力。難関大学志望者に限らず、音楽・美術といった芸術系、さらにスポーツ推薦やプロ選手を目指す生徒も多く、互いに異なる目標を尊重しながら良い刺激を与え合っている。
髙橋先生から高校選びについて「たとえ第一志望に届かず併願校に進むことになっても、後悔せず、前向きに学べる学校を選ぶことが大切です」とメッセージをくれた。
(よみうり進学メディア編集部)
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