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千葉 高校レポ
2021.9.13

専修大学松戸高校(千葉県松戸市)/放送部 「話すこと」だけではない 奥深い放送部の活動

生徒一人ひとりの進路目標に合わせたクラス編成と的確なカリキュラム。さらにバックアッププログラムを組み合わせ、能力アップをサポートする類型制システムを導入している専修大学松戸高校。部活加入率も90%超、どの類型にいても勉強と部活が両立できる、文武両道の教育に力を入れている。

放送部は学内放送や行事での活動のほか、様々なコンクールへの出場に向けて、日々取材や練習に取り組んでいる。

放送部と聞くと真っ先にアナウンスを連想するが、アナウンスや朗読も含まれる『読み部門』のほかにドキュメンタリーなどを作る『番組制作部門』もあるそうだ。今年は番組を担当したい男子の入部が多かったという。

アナウンス部門で、高校野球千葉県大会の開会式での司会をはじめ、高文連の県大会で全国大会の総合文化祭への出場を勝ち取るなどの活躍をしている、H・Aさん(3年・船橋市立高根中学校出身)に話を聞いた。

「どの部門も、技術を練習する前に、自分で取材して原稿やシナリオを作っていく作業があり、その部分に一番時間が掛かるし産みの苦しみもあります。アナウンスでも、読む練習の前に原稿を何度も作り直し検討していく作業が大事です」と教えてくれた。

何を伝えたいかを聞く側の立場に立って考え、人に聞き取りやすく理解しやすいようにするにはどうしたら良いかを工夫し、原稿づくりをしているという。

日常の会話や話し合い、授業の発表の場面でも、その経験が生かされているそうで、「自分の意見が相手によく伝わる話し方ができるようになりました。私の話は聞きやすいと友達が言ってくれるようになったのが嬉しいです」と笑顔で話してくれた。

「色々な部門があるので喋るのが苦手な人でも大丈夫です。きっと人前でも話せるようになるのでぜひ入部してみてください」というメッセージで話を締めくくってくれた。

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