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埼玉 高校レポ
2021.10.21

新設ELコースなど、徹底した文理分けで成果を 山村学園高校(川越市)

開校以来初の試み

次年度からコース改編を行う山村学園高校。

主に国公立難関を目指す特別選抜SAコースは定員40人、主に難関私大を目指す特別進学ELコースは120人、幅広い進路に対応する総合進学GLコースは240人、の3コース体制。中でも一番の注目はELコースです。

3コースはいずれも2年生から文系・理系のコース分けを行いますが、ELコースでは究極の文理分けと言っていいほど、徹底した内容になっています。

詳細は教育課程表を見てもらうとして、一目で分かるのが文系2・3年に数学や理科の科目が見当たらないことです※。

2・3年で文理分けをするのはよくありますが、ここまではっきりした文理分けは他校にはなく、もちろん同校にとっても開校以来初の試みとなります。

※数学・理科の一部選択は可能

徹底した文理分けが目指すもの

近年さまざまな入試制度が考案されていますが、私立大学は依然として3教科型入試が主流です。難関大学ほど受験者が多いという実態を考えれば、この傾向は今後も続くと考えていいでしょう。難関私立大学の入試に特化した教育課程を実施するため、編成したのがELコースです。エキスパート・ラーナー(専門的な学習者)といった意味合いのELでは、文理それぞれで専門的学習を究めて行きます。

インターナショナルプログラム

ELコースがターゲットとしているのは国内の難関私大だけではありません。海外の大学進学や留学も視野に入れています。

そのために作られたのが「インターナショナルプログラム」。主に放課後や長期休業中に実施され、希望者が受講します。提携している海外校による英語集中講座など、多数のプログラムに参加することで、英検で言えば準1級をクリアできるレベルの英語力を目指します。

創立百周年、「ニュー山学」を創造する

同校は受験生の皆さんが入学する2020年度に創立百周年を迎えます。現在は共学ですが、元々は山村ふみよ先生によって大正時代に創立された女子校です。山村先生は今で言うなら女性起業家であり、時代の先駆者です。その遺伝子を受け継ぎ、次の百年に向けて大きな改革に挑もうとしています。

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