専門性の高い「国際教養」「理系先進」コースと、「特S・S」の3コース制、生徒の目標達成に向けた次世代育成教育を実践している駒込高校。
陸上部に所属し勉強と部活の、文武両道を実践する2年生の4人に話を聞いた。
同校の志望動機を部長のHさん(品川・東海中学)に訊ねると、「大学進学を目指す雰囲気が気に入りました」。続いてHさん(川口・十二月田中学)は「文化祭の楽しそうな雰囲気を見て、私もこの学校で思い出を作りたいと思いました」と話してくれた。
陸上部の練習は週に5日。グラウンドは全面人工芝なので、正門付近で筋トレやダッシュを行い、学校から約2・5キロ先にある上野公園までランニングを行う。「陸上競技は個人種目が多いですが、ひとつのスポーツをみんなで取り組むことで、きつい練習も頑張れます」とSさん(国立東京学芸大附属竹早中学)。「みんなそれぞれ目標を持っていて、私も先日、自己ベストを出せました」とOさん(浦安・日の出中学)は話す。女子の2人からは「お世話になった先輩に都大会出場の報告がしたい」と目標を話してくれた。
また、大学受験を目指す勉強についてHさんは「帰りの電車で、タブレットを使い課題を提出し、家での勉強時間を確保しています」と話す。Sさんは「帰宅後疲れている時は早く寝て、翌朝に早く起きて宿題や小テストの勉強をやります」。1日の課題や目標を持ち、工夫しながら実行に移す学習への強い意志を感じ取ることができた。
そんな強い心を育てる同校の学びには、いくつもの仏教行事がある。2泊3日の比叡山研修(コロナで中止)や年間5回、お寺の住職さんから御法話をいただくなど、心の教育、教養を高める学びが行われている。「自分を見直す機会であり、人間性を磨く貴重な時間です」と日野さん。「新しい人間観が生まれます」と清水さんが続けた。
「陸上部の仲間、クラスメイトもみんな良い人ばかりです」と4人は口を揃える。良い仲間と巡り合い充実した高校生活が駒込高校で送れそうだ。