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高校レポ
2021.11.16

高校授業の基礎知識 週5日?6日?授業時間は何分?

高校授業の基礎知識

高校生になると教科や科目も増え、授業内容も一段と難しくなります。
中には授業についていけるかと不安を持っている人もいるかもしれませんが、中学校での基礎が出来ていれば大丈夫です。今やっている受験勉強も、高校に入るためだけでなく、高校に入ってからのためでもありますから、最後まで気を抜かずに頑張ってください。
さて、この記事では高校の授業について、いくつか基本的なことをご紹介します。高校選びにも関係することです。

◆授業は週6日の場合も

高校の授業も中学校と同じで基本は週5日制です。
ただし、私立では、学校全体で、あるいはコースやクラスによって週6日制をとる学校が多く、また、公立でも上位校を中心に隔週(1週間おき)土曜授業が行われています。

◆45分授業から65分授業まで

基本は50分授業ですが、45分、55分、65分などさまざまな形があります。
最近、私立では45分授業の学校が増えつつあります。この場合、1日7時間になることが多いようです。
公立ではちょっと長めの55分やかなり長めの65分授業を行っている学校があります。
何分授業にするか、また、1日何時間にするかは、各校の教育目標や方針によります。それぞれ理由があってそうしているわけですから、学校説明会ではしっかり聞いておきたいところです。

◆必修科目と選択科目

必修や選択というのは中学校には無い考え方です。高校を卒業するために必ず学ばなければならない科目を必修と呼びます。ですから、これは公立であれ私立であれ、普通科であれ専門学科であれ、共通です。
各校ホームページやパンフレットで教育課程表(またはカリキュラム表)を見てもらえば分かりますが、1年生段階では、どの学校のものも、割とよく似ています。1年次必修科目を中心に編成されることが多いからです。学校や学科ごと、あるいはコースやクラスごとの違いは、2年次以降を見た方が分かりやすいでしょう。

◆一般科目と専門科目

中学校で学んでいる国語や数学や英語などは、名称は変わりますが、高校でも継続して学びます。これらは一般科目と言います。
それに対し、工業や商業をはじめとする専門学科では、一般科目のほかにその学科独自の専門科目も学びます。2年、3年と進むにつれ専門科目の授業が増えて行きます。これらの多くは卒業のための必修科目となっています。体験入学などで専門科目の一端に触れてみましょう。

◆単位数

分かりやすく言えば、週に何回(何時間)その科目の授業があるかを示したのが単位数です。学ぶ教科は同じでも学校により単位数が異なることがあります。ここにも学校の目標や方針が現れていますので、学校説明会などで確認しましょう。

◆文理のコース分け

多くの学校では、2年次から文系、理系といったコース分けをしています。主に進路(大学受験など)を意識したものです。
文系なら国語や社会、理系なら数学や理科の科目をより多く学ぶ形となります。コースの分け方、学ぶ科目、単位数などは学校ごとに異なりますから教育課程表を見て、比較検討してみてください。

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