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2022.10.18
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横浜高等学校(横浜市金沢区) この学校ここに注目「グローバルを目指すと学校はどんどん楽しくなる」

グローバルを目指すと学校はどんどん楽しくなる

2020年に女子第1期生を迎えた横浜高校は、今年で3学年すべてが共学となりました。全クラス数は現在、67クラス。男女比も女子が上回っています。

人気がますます高まる同校ですが、その魅力は一体どんなところにあるのでしょう。

真夏の一日、同校を訪ね、人気の秘密を探ってきました。

人は材料ではなく財産という考え方

つい数年前まで男子校であった横高は、鮮やかに変身を遂げました。校内には男女の楽しげな会話や笑い声があふれています。

しかし、こうした光景は変化のほんの一部分であって、より重要なのは、同校が長期の視点に立った学校改革を進行中であることです。

同校は改革にあたり新たなミッションを掲げました。それは「社会で活躍できるグローバル人財の育成」です。

一つ注目したいのは「人財」の二文字です。人は「材料」ではなく「財産(たからもの)」であるという考え方が現れています。

21世紀は、否応なく世界と向き合わなければなりません。そこで、地球規模でものごとを考えられる人や世界で活躍できる人、すなわちグローバル人財を育てることを新たな教育目標に加えたのです。

後で述べますが、グローバルという考え方は、学習面だけでなく、学校生活すべてに貫かれています。そして、これが人気沸騰の理由にもなっているようです。

海外大学9校と高大接続留学と進学を視野に

横高は新ミッションを実現するために3つの柱を立てました。

「グローバル」、「ディープラーニング(深い学び)」、「ライフデザイン」です。

グローバルという点では、海外大学との高大接続提携が注目されます。

これからの時代、留学はもちろんですが、海外大学に直接進学することも選択肢に加わってくるでしょう。そうした観点から海外9校との接続提携を結んでいます(2022年4月現在)。

海外校との連携は今後もさらに拡大する予定ですが、同校では、現地調査から交渉まですべてを先生方が直接行っています。大変な労力ですが、このあたりにも「人は財産(たからもの)」という考えが現れているように思われます。

大学進学をリードするプレミアコース

同校には「プレミア」「アドバンス」「アクティブ」の3コースが用意されています。

このうち「プレミア」は、難関大学への現役合格を目指すコースです。

進学推進部長兼プレミア2学年担任の福田健太先生によると、「この1年間で、入学時に比べ偏差値10以上アップしている生徒が多数います」とのことです。「タスク管理や個人面談、補習などを地道に継続してきた結果、主体的に学習に臨むようになった」と、生徒たちの成長に目を細めていました。旧帝大などを目標に掲げる生徒も増えているとのことで、今後の結果に期待が膨らみます。

その他のコースに簡単に触れると、「アドバンス」には「グローバル・パスポート(GP)」「グローバル・セレクト(GS)」という選抜授業(希望制)が設定され、外国人教員(ネイティブ教員)による高度な英語授業が受けられるのが特徴となっています。また、「アクティブ」は部活などと両立しながら進路実現したい人に向いているコースです。

新館も増築、快適性・機能性さらにアップ

同校では、共学化に向けて数年前から校舎や施設・設備のリノベーション(大規模な改修工事)を進めてきました。

それらに加え今年度、4階建て新校舎がオープンしました。木材をふんだんに用い、自然光を多く取り入れた快適な校舎です。

壁一面がホワイトボードとなった普通教室、机や椅子を自在に動かせるラーニングスタジオ、自習に最適なコモンルーム、至るところに設けられたフリースペースなど見どころ満載です。もちろんプロジェクターやWi-FiなどICT環境も完璧です。

生徒目線に立ち機能性と快適性を両立させた新館は生徒にとって「ずっと居られる場所」になっています。

施設の新・増設は今後も続くかもしれません。

駅近だから安心・安全生活ルールは生徒の手で

同校の大きな魅力の一つが駅からのアクセスの良さです。京急本線「能見台駅」から徒歩2分。朝の通学はもちろん、部活や放課後学習で少し帰りが遅くなっても、これなら安心です。在校生からは、これが決め手になったという声も聞かれます。

最近、校則問題がよく話題になります。もちろん二千人を超える大所帯である同校にもさまざまな生活ルールがあります。そうでなければ快適な学校生活は成り立ちません。

しかし学校側は、決して生徒をしばりつけようとはしません。何か一方的に決めつけるようなことはしません。頭髪・服装検査といったものもありません。

スマホもTPOをわきまえ、法に触れるようなことさえしなければ特に規制しません。

これを自由と呼ぶなら、これほど自由な高校は少ないでしょう。

では、好き勝手に何でもしていいのでしょうか。

そうではありません。

生徒会が中心となって自らのルールは自ら決めます。なぜなら、それが正にグローバルな考え方であり、態度であるからです。

決められたことを守るのも大切なことですが、同校では一人一人が自分の意見を持ち、なおかつ他人を思いやり、尊重しながら好ましい方向を見出すことを重視しています。

同校の明るさと活気、そして自由な雰囲気は、実は真のグローバルを求めた結果だということが今回の取材を通じてよく分かりました。

 

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