一般財団法人東京私立中学高等学校協会 近藤 彰郎 会長 （八雲学園中学高等学校理事長・校長）
コロナ禍が続く中、皆さんは進むべき道の前に立つ”受験”という大きな壁に立ち向かい、これを乗り越えるために日々の努力を懸命に重ねていることと思います。
そんな受験を前にして不安や焦りを感じることもあるでしょうが、将来の自分の姿を思い描き現実のものとするため、これまで頑張ってきたはずです。自分が成そうとしている将来に自信を持ち、目指す進路に向かい残す日々を精一杯全力で頑張りとおしてください。
皆さんは、これまで努力してきた道のりで、気づかないうちに人間的に大きな成長を遂げているはずです。自信を持って入試に臨んでください。
これからも一人ひとりが感染症対策を徹底しながら、体調管理には十分注意して備えてください。桜の時期には、多くの皆さんの元気な笑顔に会えることを楽しみにしています。
東京都中学校長会 山口 茂 会長 （国立市立国立第三中学校校長）
年の瀬を迎え、受験生の皆さんは、緊張した日々を送っていることと思います。迫りくる受験日を思うと、押しつぶされそうになることもあるのではないでしょうか。でも、大丈夫です。そう感じているのは、あなただけではありません。受験を控えた中学校３年生は、おそらく、全員同じ気持ちを抱いていることでしょう。人が緊張し、弱気になる大きな要因は、自分に自信が持てない事だと言われていますが、皆さんはどうでしょうか。皆さんが中学校に
入学した３年前、新型コロナウイルスが猛威を振るい、全国で臨時休校が行われました。オンライン授業や時差登校での学校生活が続き、学校行事や部活動は、中止となりました。友達と向き合って語り合うこともままならない日々を過ごしてきたわけです。
皆さんには、こうした前例のない、大変に厳しい中学校生活を乗り越えて学んできたということを、大きな自信にして欲しいと思っています。そして、最後の最後まで諦めずに初志を貫徹してください。
東京都公立高等学校長協会 梅原章司 会長 （東京都立日比谷高校統括校長）
受験生の皆さんは、どのような将来の夢や目標をもっているのでしょうか。皆さんが、この先何十年という長い人生を通して、その夢や目標を現実のものとしていくための基礎力をつける場が高校であり、その第一歩が高校受験です。
皆さんは、この３年間コロナ禍の中で学校生活を送ってきたので、自分の進路希望を実現するという点において、不安を抱いている人も多いかもしれません。今自分がすべきことをしっかりやっていれば何も不安になる必要はありません。皆さんがこれまで積み上げてきたことに自信をもち、自分の進路希望を実現するために必要なことは何かを改めて明確にすることが大切です。最後まで自分の力を信じて、それぞれの進路希望の実現に向けて一歩一歩前進することを願っています。
（寄稿／よみうり進学メディア編集部)
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