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2020.10.10
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この学校ここに注目 上野学園高等学校 (東京都台東区)

輝ける場所がここにある輝ける場所がここにある

探究・グローバル・ICT・音楽を4つの柱に進学強化で新たな校風づくり

上野学園高校は、今年創立116年を迎えた伝統校です。
高校として日本初の音楽科を設置した同校は、今もその伝統を引き継ぎ、普通科・音楽科の2科体制をとっています。
近年は大学進学指導の強化により、音楽教育だけでなく普通科・進学校としての側面が注目されるようになってきました。
今回は、進化を続ける上野学園の現在をリポートします。

同校は今春、元都立高校校長の吉田亘先生を新校長に迎えました。
吉田校長は、同校の歴史と伝統を尊重しつつも、さらなる飛躍をめざすため4つのプログラムを提示しました。
1 探究的学習
2 グローバル教育
3 ICT教育
4 音楽教育
順を追って簡単に説明します。

論理的思考力を育てる「探究的学習」

同校では昨年度から「上野学園MY Project」と名付けられたプロジェクト型学習を展開しています。
「自分を知る」(1年)、「社会を知り、社会とつながる」(2年)、「社会の中で自覚する」(3年)をテーマに、チームを編成し、課題の発見や解決に取り組むものですが、それをさらに深化させ、論理的思考力の育成を目指します。

異文化理解を深める「グローバル教育」

語学力を強化すると共に、授業や行事などあらゆる場面を活用し、異文化理解を深めます。
同校が位置する上野は、国立博物館を筆頭に、西洋美術館、東京都美術館、さらにはクラシックの殿堂・東京文化会館などが立ち並ぶ、わが国芸術文化の一大中心地です。また、近隣にはさまざまな伝統産業が集まっています。
近年、地球規模(グローバル)の視野と、地域(ローカル)的な視点を併せ持った「グローカル」という考え方が注目されていますが、同校の環境は、こうした先進的教育を行うには最適と言えるでしょう。

協力:モンスターラボ社

主体性・創造的を生む「ICT教育」

新型コロナによる臨時休校中も同校の学びは止まることがありませんでした。
4月新学期から直ちにオンライン授業が始まりました。5月連休明けからはオンライン面談が実施され、その後「Zoom」などを利用した双方向型のオンライン授業が本格的に始動しました。その後、分散登校・時差登校を経て、夏季休業をはさみ現在の通常授業体制に至っていますが、こうした淀みない対応には理由があります。
同校ではコロナ以前から、すでに生徒一人一台の端末導入(iPad)が進んでおり、環境面での問題はありませんでした。あとは、双方向型遠隔授業に先生・生徒双方が慣れるだけといった状況でしたが、「先生方の積極的かつ柔軟な対応力」(吉田校長)によって、すぐさま軌道に乗りました。「30代から40代の若手教員が多い」(同)こともスピード感につながっているようです。
今後はさらにICT活用の領域をさらに広げ、主体的で創造的な学びを推進して行きます。

豊かな情操を育む「音楽教育」

同校の原点とも言えるのが音楽科です。練習環境は申し分ありませんが、やはり最大の魅力は、国内外で活躍する一流講師陣から直接指導を受けられることでしょう。
少人数教育の強みを生かし、大学進学に向けて徹底指導が行われます。
恵まれた施設と教授陣は、普通科「特別進学コース(α・β)」・「総合進学コース」の生徒の情操教育にも活かされます。
以上、上野学園がいま最も力を注いでいる取り組みの一端を紹介しました。詳細は学校説明会でお聞きください。

校舎は安全・安心・快適 才能を伸ばし、個性を引き出す教育を

比類なき施設のもと本物の教育を追求

安全・安心・快適への配慮が行き届いた地上15階建ての校舎は、地域のランドマークとなっています。
鉄道交通の要所・上野駅から10分足らずと、通学の便も群を抜いています。
都高校野球界に旋風を巻き起こした硬式野球部、オリンピック選手輩出を目論むトランポリン部など部活動も元気いっぱいです。
生徒が主体の学校行事も入学後の大きな楽しみとなるでしょう。

建学の精神「自覚」のもと個性輝く人に

同校建学の精神は「自覚」です。
本当の自分を求め、挑戦を続け、自らすすんで学び、他者や社会と向き合いながら、ついには輝く個性を見出すこと。それが建学の精神「自覚」の教えです。
吉田校長は、「失敗は繰り返してもいいのだ」と言われます。「思考し、興味を持ち、果敢にチャレンジする。その先にあるのが輝く個性なのだ」とも。
一見厳しい要求とも思えるが、このメッセージの裏にあるのは、学校も先生も、きみたちの挑戦を全力で応援しますよ、という優しさです。
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