夏休み後は、そろそろ志望校の目途をつけておきたい時期。
毎年夏休み後には「志望校をどう決めればいいですか?」という声が多く寄せられます。
志望校選択へ一歩前進。考えていくステップをまとめます。
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「希望校」と「出願校」を
今は、分けて考えてみる
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志望校をどうやって選ぶか。
最初は「学力」をいったん脇に置いておきましょう。
入試には一般的に学力試験が伴うので、その点では学力はもっとも重要な要素となるのですが、ここから入らない方がいいと思います。
最後には考えなくてはなりませんが、最初に考えることではないということです。
・「希望校(仮)」は変えてもいい。
では「入学したい高校」を「希望校(仮)」として考えてみましょう。学力はちょっと置いておくので、「実際に願書を出す高校(出願校)」とは分けて考え、「希望校(仮)」として決めてみましょう。
「(仮)」がついていますね、いつでも変更は自由ということです。
皆さんは身体も心も成長過程にありますから、この先環境が変われば心境も変化するかもしれません。また、いろいろな経験をする中で考え方も変化するでしょう。ですので「希望校(仮)」で今はいいのです。「今の自分の」答えを探してみてください。
・「希望校(仮)」は行けそうな学校ではなく、行きたい学校にする。
受験勉強とは、”行きたい学校”を”行けそうな学校”に近づけて行くプロセスのことですから、先に決めるのは”行きたい学校”です。
あなたの学力は変化します。これは良い方に変化することもありますが、残念ながらその逆もあります。あなたが努力さえすれば絶対的な学力は間違いなく上がるわけですが、周りの人がそれ以上の努力をすれば相対的な学力は下がってしまいます。
いずれにしても、学力は変化するものですから、今の学力を基準として、そこから考え始めるのは良いやり方ではありません。「伸ばすんだ」「必ず伸びるはずだ」そういう強い気持ちを持ってください。
「ここに希望する!」と高校を決めたとたん、やる気が湧いてぐんぐん伸びる人もいます。偏差値だけの判断ではなく「行きたい気持ち」を優先してください。
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「希望校(仮)」は
自分で決めるようにする
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希望校がそのまま出願校となるのが、理想形かもしれません。ですがそういう人ばかりではないかもしれません。
大切なことは、自分で決めることです。
迷ってもいい、変更してもいい。自分の人生の大事な選択は、自分で納得して決めてほしいです。
保護者の皆さんも、「そんなの無理」とかやる気に水を差すようなことは言わないでください。また、変更したこと自体は責めないで、変更した理由をとことん聞いてやってください。
・「希望校(仮)」自分の”決めて”を考える
高校選びのもっとも重要なポイントは、あなた自身がやりたいことが実現できる学校かどうかです。
そのためには、自分は何がやりたいんだろう、どんな高校生活を望んでいるだろうと、自らに問いかけてみなければなりません。それがはっきりしてくると、自然と自分に合った学校が見えてきます。
例えばTシャツを1着選ぶのでも、「まずはデザイン」「まずは着心地」「まずは値段」と、人それぞれで優先順位や考え方が違いますね。もちろん学校選びは洋服選びなどとは比較にならない重い選択ですが、要は他人に決めてもらうものではないということです。
あなたにとって一番大切なことが叶えられる学校。それがあなたの「希望校」です。
「大切なこと」や「やりたいこと」はこれから成長していく過程で変わっていきますが、それでもいいのです。自分で答えを見つけていく過程を大事にしてください。
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「いつごろにするか」の目安
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次に時期の話です。
10月ぐらいまでが「調べる時期」
12月ぐらいまでが「絞る時期」
年が明けてからが「決める時期」
というのがだいたいのイメージです。
・「調べる時期」にすること
「調べる時期」では無理にひとつに絞ろうとせず、進学フェアに参加したり、ネットで情報を調べたり、知っている先輩の話を聞いたり、たくさんの学校を知っておきましょう。
各高校のホームページや学校のパンフレットもできるだけたくさん見てみましょう。
大事なのはひとつの学校だけでなく複数の学校を調べることです。
・「比較する」が自分の選択につながる
比較することで見えてくることがあります。
1枚の絵を見せられて、その特徴を述べてみろと言われても難しいですが、違う絵を3枚4枚と並べられたら、何となくその特徴が見えてきそうですよね。それと同じで、いくつかの学校を比較検討してみると、それぞれの学校の特徴が見えてきます。
では、その違いはどこから来るかですが、おそらく思い描いている高校生活の違いでしょう。
バリバリ勉強するのか、ガンガン部活をやりたいのか、どっちも目いっぱいやりたいのか。それとも、勉強も部活もゆるめでいいや、なのか。あるいはまた、資格を手に入れたり、何らかの技術を身につけたいのか。
そこから入って行くと、自ずから学校は絞られてきます。逆に言えば、そういったものがなかったり、薄かったりするから、基準が決まらず学校が絞り切れないのです。
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大切な「学校見学」、
学校の雰囲気を実際に見てみよう
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コロナ禍以降、さまざまな情報がネットで収集できるようになっています。
各高校もホームページが充実していますし、動画やSNSなどもありますね。
なんでもウェブで済んでしまうようにも思えますが、それに頼り切るのは危険です。
ある人が「いい学校だ」「明るい学校だ」「楽しい学校だ」と、どこかで書いたり言ったりしていたとしましょう。でも、それはあくまでもその人が受けた印象です。あなたとその人は別の人格ですから、あなたが同じ印象を受けるかどうかは分かりません。
百聞は一見に如かず、可能な限り学校を訪ね、自分の目で確かめるようにしましょう。
今年は予約制での実施校が多く、申し込みがたいへんではありますが、できるだけ多くの学校を訪ねてみましょう。
・「どの高校を見学すればいいか分からない」という人もまず1校
「全く決められない」という人も、まずは1校見学してみましょう。
「高校ってこういう雰囲気なんだ」と分かることもひとつのヒントになりますし、受験生としての心構えも一歩進みますね。
「どこにするか悩んでいます」はもしかすると、情報が少なすぎるためかもしれません。少ない候補の中から選ぶほうが一見簡単そうですが、たくさんの中から選ぶほうが、かえって自分にピッタリの学校が選べるということもあるのです。
逆に「気になる高校がたくさんあって選べない」という人も、学校選びは元々そんなに簡単に答えが出る問題ではないのです。迷うべきなのです。迷いの先に、あなたにとっての正解があるのです。
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人の話はよく聞く、
判断は自分でする
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ここまで述べてきたことと一見矛盾するようですが、ご家族や先生方の意見はよく聞きましょう。
皆さんは15歳です。3年後は大人とみなされます。自分と異なる意見の人を拒むのは大人の態度とは言えません。他人には相談するのであって、判断は自分で下すものです。相談と判断、ここを間違わないでください。
・人の話をよく聞く
学校の先生やご家族など、身近にいる大人の意見も情報のひとつです。皆さんのことを一番心配し、皆さんの成功を一番願っている人の話を聞かない手はありません。
これは、言いなりになるというのとは違います。
人の意見には謙虚に耳を傾け、それを参考にしながら自分の考えをまとめましょう。そういう形であれば、先生やご家族もあなたの決定を尊重し、励まし応援してくれるでしょう。
・人に話して自分の気持ちを確かめる
「決め手がはっきりしない、今ひとつ分からない」そういう時こそ、誰かに相談することです。
声に出して、コトバにして、人と話すことで、自分の気持ちを整理することもできます。
「考えがうまくまとまらない」時は保護者の方にじっくり聞いてもらうことで、自分一人ではたどり着けない結論を得られるかもしれません。
自分の思っていること、自分の判断、自分が考える「希望校(仮)」を、保護者の方に聞いてもらいながら検証してみましょう。保護者の方が相手だと、結論が変わってしまう場合でも、結論が分からない場合でも、話しやすいですね。
・先生に相談してみる
そして決断できないときに、自分の知らないことや、新しい情報を与えてくれるのが学校の先生です。
生徒であるあなたのことをよく知り、高校のことも分かっている先生は、あなたの最強の味方です。相談しないなんてもったいないです。
先生は忙しいので、相談するのは迷惑なのでは…。まじめな生徒ほどそう考えます。
そんなことはありません。先生は、授業で教えることだけが仕事ではありません。生徒が目標を定めて、進路を実現するお手伝いをすることが大事な役割です。
ただ、先生の都合もあるので、あらかじめ、いつ相談したらよいのかを聞くとなおよいでしょう。
・「出願校」決定の時期について
最後に、「実際に願書を出す高校(出願校)」はいつごろ決めたらいいか。今は「希望校(仮)」を決める時期なので細かい話はまだとして、ざっくりスケジュール感だけ持っておきましょう。
「出願校をどう決めるか」、これは唯一の正解というものがありません。10人に尋ねれば10通りの答えが返ってくるかもしれない、そういう問題です。
「希望校(仮)」に関しては、「可能な限り早い方がいい」を回答としておきます。
そのほうが心も落ち着くし、その学校の試験対策のため十分な時間が取れると考えられるからです。
ただし「出願校」に関しては、間際になって決めたり変更したりしたにもかかわらず、合格を勝ち取った先輩も大勢います。今の段階では合格は難しいとされている学校であっても、これからの頑張りで手が届くかもしれません。その可能性は大いにあります。
最終的には合格可能性と試験日程。その学校のレベルや倍率、自身の学力、それらを総合的に判断し、「出願校」が決定します。
よみうり進学メディアの「受験生のQ&A」には、毎年「志望校」に関する質問が数多く寄せられます。
先輩たちのQ&Aも皆さんのヒントになるかもしれません、いくつか紹介しますので一度読んでみてください。
(回答者:教育ジャーナリスト梅野弘之)
Q1 :公立か私立どちらを志望するか迷っています。メリット、デメリットを教えてください。
A1 :なかなか難しい質問です。と言うのは、一口にメリット・デメリットと言っても、受け止め方は人それぞれだからです。それぞれの良さがあるので、一概には言えません。
両者の違いで真っ先に思い浮かぶのは学費ですが、国の「就学支援金」と各都県の「学費補助金」の制度が年々充実してきた結果、両者の違いは以前ほどではなくなりました。
もちろん、授業料以外のさまざまな出費を考えると引き続き私立の方が高いのも事実ですが、最初から無理と決めつけずに、お調べいただきたいと思います。各都県のホームページで制度の説明がなされています。
公立高校にも学校ごとに個性がありますが、その違いは私立同士の違いほどではありません。どの学校を選んでも、同じような教育が受けられるというのが公立の良さでもあるわけです。
その点、私立は一校一校が個性的です。もちろん私立も広い意味では「公」の存在ですから国や都が定めた基準(ルール)は守らなければなりません。しかし、公立に比べれば、はるかに自由度が高いので、各校がそれぞれの特色を打ち出しています。
高校には中学校と異なり学科というものがあります。一番多いのは普通科ですが、その他に専門学科(工業や商業)というものがあります。専門学科を設置する学校は、私立より公立の方が多いので、多様な選択肢という意味では公立が上回っていると言えるでしょう。
受験生・保護者の皆さんが公立か私立かで迷うお気持ちはよく分かります。
が、漠然とどちらがいいかと考えていても、なかなか結論が出るものではありません。受験生ご本人が高校生活に何を求めているのか、また、ご家庭としては学校に何を期待しているのか。そのあたりをじっくり考えていただくと、両者の比較がしやすくなり、おのずから結論が出るのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、ある事柄をメリットととらえるかデメリットと受け止めるかは人それぞれです。
■専門学科について詳しくは:よみうり進学メディア
・「専門学科ってなんだろう?」普通科と何が違うの?どこが魅力なの?専門学科まとめ
■「就学支援金」などについて※埼玉県の例:よみうり進学メディア
・特別寄稿「私立高合格を確保してから、公立高にチャレンジしよう」㈱大学通信 安田賢治先生
Q2 将来の仕事や夢などが決まっていません。希望があやふやなので無難に大学進学ありきで選んだ方が良いでしょうか。
A2:将来の仕事についてあれこれ考えるのはいいことですが、無理して今すぐ決めなくてもいいと思います。それと、夢は決めるものではありませんね。「あなたの夢は何ですか」などと聞かれることが多いので、いつでも必ず持つべきものと思いがちですが、「今のところ特にありません」という答えもありです。
人の話を聞いたり、本を読んだり、いろいろな体験したりする中で、自然に生まれてくるものです。
大学進学を考えて高校を選ぶべきか、ということですが、もしあなたが難関大学への進学を強く望むなら、実績の出ていない高校より、すでに実績の出ている高校を選んだ方が希望は実現しやすいでしょう。学校としてノウハウの蓄積がありますし、同じ志を持った仲間が大勢集まるので、互いに切磋琢磨する中で自分の能力が引き出されます。
ただ、高校はそれぞれ指導方針や指導方法が異なりますから、そこをしっかり見極めなければなりません。実績は重要ですが、それだけにとらわれ過ぎず、自分の性格なども考えて「ここなら頑張れそうだ」と思える高校を選んでください。
Q3 まだ、どのような職業に就きたいなどきちんと決まっていません。学校選びでも理数科を選んでよいものか普通科を選んでよいものか、とても迷っています。どのように選択すればよいでしょうか。
A3:職業選択はまだ先でもいいと思いますよ。たぶん、あなたが知っている職業はいまある職業のうちの1%にも満たないと思います。日本にどのくらいの職業(職種)が存在するかに興味があったら「厚生労働省 職業分類」と検索して調べてみてください。
中学校では、なりたい職業などについて聞かれることもあるかと思いますが、それは皆さんに職業に興味関心を持ち、働くことの意味について考えてもらいたいからです。高校で勉強して、いろんな体験をして、徐々に決めていけばいいことです。
高校で普通科を選んでも、理数科を選んでも、それによって将来の職業が限定されたり、入れる大学が限定されたりすることはありません。
ですから、単純に好きな方を選んでください。
どちらを選んでも、英数国理社から芸術体育家庭情報まで全部やります。一通り全部やらないと高校を卒業できないからです。
ただし、仮に理数科を選んだとしたら数学や理科(物理・化学・生物・地学)の授業時間数がかなり多くなります。ということは、その分国語や英語・社会の時間が少なくなりますが、今も言ったようにゼロにはなりません。
どちらかを選ぶ場合、いま現在の成績で考えがちです。それでもいいのですが、「好き」かどうかも重要です。「嫌い」とか「苦手」というのは、ここでは考えません。
理数科に向いているのは、数学や理科が「ものすごく好き」という人です。「英国社に比べれば好き」という程度なら普通科にしておいたほうがいいと思います。
■専門学科やコースについて詳しくは:よみうり進学メディア
・「学科やコースってなに?」志望校選びを開始しよう その1
・「学科やコースってなに?」志望校選びを開始しよう その2
Q4 親の勧める高校と行きたい高校が違います(その高校に行くなら進学させないと言われました)。志望校を変えるしかないのでしょうか。
A4:言う通りしないと進学させない? お父さんかお母さんか分かりませんが、いきなり最終兵器を繰り出してきましたね。では、あなたも言ってやりましょう。「希望通りさせてくれないと老後の面倒はみてやらない」って。
というのはもちろん冗談です。ご両親がそこまで強く勧めるからには、よほどの理由があるのでしょう。そこ、じっくり聞いたことありますか。また、あなたは自分が行きたい高校について、その理由をちゃんと筋道立ててご両親に説明していますか。
私は高校の先生でしたが、生徒に対し「そこはやめておけ」と言ったことはあります。何度もあります。で、その場合、生徒が言ってきた学校自体に重大な問題点があるかというとそうでもなくて、むしろ問題なのはそこに行きたい理由なのです。
ですから、ご両親は学校自体よりも、あなたがそこに行きたい理由に何か不満があるのかもしれません。
あなたはご両親が勧める学校を見学しましたか。逆にご両親はあなたの行きたい学校の見学に付き合ってくれましたか。もしまだであれば、それを実現させてください。その程度の歩み寄りはできるでしょう。それをせずにお互いの主張をぶつけ合っても話は平行線のままだと思います。
受験生にとって先生や親は味方です。力になってくれる存在です。しかし今の状態は「仲間割れ」です。これでは敵を倒せません。一刻も早く、力を合わせて受験を乗り切れる体制を作ってもらいたいと思います。
■学校の雰囲気
3年間の日々を過ごす学校です。やはり志望校選びは、自分の印象が大きなポイントになると思います。
また全ての学校を訪問しきれない場合でも、私立は設置者の独自の理念や教育方針のもとに設立されているので、宗教教育や武道教育、女子教育、グローバル教育など、学校独自で多様な特色があることに注目してみましょう。
公立校も歴史や伝統、教育方針に基づき、自主性を重んじる、ボランティアや地域活動を奨励する、生活指導を徹底し落ち着いた学習環境を重んじる、など学校ごとに異なる特色や教育ポイントを置いています。
自分に合っているか、共感できるかを考えてみましょう。
■カリキュラム、進学・進路実績
大学進学を考えている人にとっては重要なポイントです。
①どんな風に学習を進めているか(科目の構成)
②選択科目の種類
③授業の進め方
などを中心に、自分の進路や希望に合っているかをチェックしましょう。
■行事・部活動
部活で志望校を考えている人は、可能であれば一度は部活見学などに行きたいですね。部活の活動状況や実績、施設状況もチェックしておきましょう。
行事では、文化祭や体育祭が公開されている学校では、ぜひ行ってみてください。先輩たちの活気を見て「入りたい」気持ちが増し、受験勉強のやる気が湧いてきます。
また、宗教行事や英語スピーチ大会など学校の特長がよくわかる行事もあります。
まだ難しいかもしれませんが、修学旅行の行先なども要チェックです。
■施設
人工芝のグラウンド、自習室、プール、食堂、天体望遠鏡、道場、部室など、学校によって設備は様々。専門学科に進みたい人は、実習施設なども必須ポイントです。
■通学時間
実際に入学したら3年間通い続けることになる学校です。何分かかるのか、そして無理なく通うことが出来るかを確認しておきましょう。
通学時間帯の電車やバスの時刻表も実際に調べて、自分の通学シーンを想像してみると分かりやすいと思います。
■自分の学力に合っているか
「この学校がいいな」と思っても、自分の学力とかけ離れていては難しいかもしれません。しかしあきらめる前に、自分の学力との差を調べてみましょう。
調べる手段は、公開試験などで自分の偏差値を調べるのことがまずひとつ。
「がんばれば行ける!」となれば、受験勉強の強い励みになります。
さらに、受験は実力相応校を中心に「目標校」を設定する方法もありますので、極端にかけ離れた学力でない限り「いいな」と思った学校を目標にするのも、やる気が湧いてくる、いい刺激になると思います。
■学費
これは保護者の方とのチェックポイントとなります。
各都道府県では私立高校の補助金、奨学金制度などもありますので、まずは地域でご確認ください。
■「学校見学のチェックポイント」もとの記事はこちら:よみうり進学メディア
【特集】学校見学会に参加しよう! 夏休み中の「志望校選び」チェックポイントは?
(よみうり進学メディア編集部)
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