◆文章を読み込む力は全ての学力の基礎
この時期だからこそ、あえて国語の勉強についてアドバイスをします。
受験勉強の時期になると、多くの人が国語の勉強を後回しにしてしまいがちです。しかし、文章を読み込む力、読解力というのは一朝一夕では身につきません。
今からでも20分でも30分でも文章を頑張って読み込むということを毎日取り組んでください。
文章を読み込む力は、すべての教科の学力の基礎となります。なぜなら、文章を理解するためには、その文章の構成や論理を理解する必要があるからです。また、文章を読み込むことで、語彙や知識を増やすことができます。
論説文や小説の問題は、出題された文章をしっかり読み込み、どういう風な文章を読んだかを「人に説明できるくらい」読み込みましょう。そのためには読んだ文章の内容を、自分の知識・教養として身に付ける。そのために20回も30回も読み込む。それくらいの気概で読み込みましょう。
そして実際に読んだ内容を誰かに説明する、つまりアウトプットをするということを繰り返してください。説明できるくらいに文章の本質を捉えられれば、試験で出題されても自然と解けるものです。
とはいえ、入学試験は時間に制限がありますので、スピーディーに読み込むことが求められます。文章を深く読み込むことと同時に、時間で区切って素早く読むというトレーニングにも取り組みましょう。具体的には、入試過去問に挑戦し、時間を決めて、タイムアタックという風に取り組んでみてください。
国語の勉強は物事の本質を捉え、その情報を処理することです。これは国語に限らず、すべての学力の基礎といえます。
読解力は受験勉強に限らず、これから社会に出た際に必須の能力です。受験勉強だと考えるのではなく、すべての基礎だととらえ、決して適当に取り組まないでください。同じことを皆さんだけではなく、大学受験に臨む本校の高校生にも指導しています。
しっかりと取り組んだ人は、きっと次のステージでも花開く事でしょう。目標を高く、また周囲への感謝の気持ちを持って、しっかり勉強に取り組んでください。
(寄稿/よみうり進学メディア編集部)
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