◆みなさんはドラマの主人公
入試が近づくと、勉強以外にもいろいろなことが気になる人もいるでしょう。「ライバルの成績が上がった」「友人が合格を決めた」など、周囲の状況に焦ってしまうこともあります。そんな時こそ落ち着いて、目の前のやるべき勉強に向かいましょう。周囲を気にするなんて、限りある時間がもったいない。高校入試というドラマの主役は、みなさん自身です。クライマックス(入試本番)に向けてコツコツ続けた勉強で、みなさんは人間的にも大きく成長していきます。そしてラストシーンで憧れの高校への合格を自分の手でつかみ取りましょう。
受験が近づくと、さまざまなテストが増えてきます。偏差値や点数などの数値に一喜一憂してしまいがちですが、大切なのは「解きなおし」。テストを受けた当日中に、正解できなかった問題に再チャレンジし、間違えた原因を確認しましょう。
ケアレスミス、時間が足りない、理解不足など、原因はさまざまです。理解不足の場合は教科書の該当単元に戻り、基礎基本から再学習を行ってください。「解きなおし」の積み重ねは、実力アップにつながります。
私立高校でも公立高校でも、数年分の過去問題集に取り組むことは大変有効です。手順や問題傾向を確認することができ、当日は安心して受験できます。時間配分も考えておくことが可能です。
過去問でも、大切なのは「解きなおし」。何度も繰り返し過去問に取り組むことで、苦手分野の早期発見もできます。
ほとんどの高校では、午前中から受験が実施されます。受験当日、午前中から頭を働かせることができるように、生活リズムを整えておきましょう。起床時間を決め、朝食は必ず食べ、夜は十分な睡眠をとりましょう。
3学期に入ると、偏差値を測るテストが少なくなります。それが不安になることもあるでしょう。でも受験勉強を続けていれば、学力は入試当日の朝まで伸び続けます。私は高校教員として、多くの大逆転合格を見てきました。自分を信じ、最後まで粘り抜いてください。「何が何でも憧れの高校に合格する」という強い意志は、勝利を呼び込みます。
(寄稿/よみうり進学メディア編集部)
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