埼玉県公立入試学力検査の平均点推移を調べてみました。
今回は平成25年度から令和8年度まで、14年間の平均点推移です(数学・英語の学校選択問題については別途取り上げる予定です)。
令和8年度入試は、英語・社会が前年度より上がり、国語・数学・理科が下がりました(学校選択問題は英語、数学ともに上がりました)。
平均点だけでは入試の全体傾向を知ることはできませんが、皆さんがこれから受験勉強を進めて行くうえでの参考にはなるでしょう。
前年の63.4点から低下しましたが60点台をキープしました。
令和に入ってからは3年度(68.7点)・4年度(62.9点)・7年度(63.4点)・8年度(60.9点)と、60点台が4回あります。
平均点の高さは、点数が取りやすい教科であることを示しています。ただし、その分、合格に求められる点数が高いとも考えられます。令和9年度は作文が廃止になりますが、部分点も含めれば比較的点数が取れていたので、平均点への影響がありそうです。

2年度、3年度と60点台が続いた後、4年度は一気に40点台に下がりました。しかし5年度は50点台に回復し、その後は50点台で安定しています。
大問1の配点が極端に高いのが数学の特徴です。
令和8年度も基礎基本の知識や技能を試す大問1には合計65点が割り振られていました。独立した小問15~16題で構成される大問1で確実に点数を積み上げられるかどうかが合否に影響しそうです。

令和7年度はここ10数年ではもっとも低い43.6点を記録しましたが、8年度はプラス8.5点の大幅上昇で2年ぶりに50点台に回復しました。
前年は5教科中3教科が60点台だった中、英語(学力検査)だけが40点台で、もっとも高かった社会とは21.9点の開きがありました。
しかし8年度は、もっとも高かった社会との差は14.7点まで縮まりました。5教科中、もっとも点数を伸ばしにくい教科となっているので早めの対策が必要です。

令和7年度は前年から急上昇し平成25年度以来12年ぶりの60点超えとなりました。8年度はその反動が心配されましたが、大幅な下落はなく60点台をキープしました。
地学・生物・化学・物理の各分野からバランスよく出題されますが、それぞれどんな単元が出題されるかが平均点に影響していると考えられます。出題単元次第では平均点が大きく変動する可能性もあるので注意が必要です。

かつて40点台が続いた時代もありましたが、近年は安定して60点台が出ています。60点超えは4年連続、特に直近の3年間は65点を超えており、5教科の中ではもっとも平均点が高い教科となっています。
覚えることの多い教科ですが、その一方で出題形式が他教科以上にパターン化しており対策が立てやすくなっています。
ただ、上位校においては高得点域での勝負となるので、イージーミスを避けなければなりません。

(よみうり進学メディア編集部)
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