よみうり進学メディア

東京 高校レポ
2023.6.16

都立第三商業高校(東京都江東区)【ビジネス科】特集:専門分野を学ぶ2023年 ビジネスの基礎と実践力を身につける

門前仲町のにぎわいの中を豊洲運河方面に向かうと、大学をはじめとした教育機関が立ち並ぶ一画がある。そこに位置するのが都立第三商業高校。

学校を紹介してくれたのは、3年生のKさん(江東区立深川第六中学校出身)。
「姉が三商出身です。分かりやすい授業でたくさんの検定資格が取れると聞いて、私も商業を勉強したくなりました」と話す。

勉強、検定取得、部活に励んでいます

商業科目は授業のおよそ3分の1を占める。
1年次は「ビジネス基礎」と、「情報処理」「簿記」「ビジネスコミュニケーション」の基礎を学ぶ。
2年次は「ビジネスアイデア」「ソフトウエア活用」などの必修科目と「財務会計」「マーケティング」などの選択科目を履修していく。
3年次になると「課題研究」「総合実践」に加え、「プログラミング」「観光ビジネス」など専門性を深める授業に進む。

「初めて勉強した簿記が面白かったので、2年次に『財務会計』や『原価計算』の授業を選択しました」とKさん。

簿記や情報処理、電卓実務など、取得した検定も10種類に及ぶ。
「『電卓』なら、電卓を見ないで操作することが速く計算できるコツ。パソコンもキーボードを見ないで入力ができるようになりますよ」。エクセルやワード、パワーポイントといったソフトウエアの操作方法も身につけた。

同校は部活動も盛んで、サッカー部、テニス部、簿記部、ダンス部、レスリング同好会などの活躍が目立つ。Kさんはダンス部に所属し、全国大会出場を目標に練習に汗を流す日々だ。

総合実践室の様子

進路に目を向けると、7割が大学や専門学校に進学、3割が就職する。
Kさんは「学校推薦型でMARCHクラスの大学の経済学部か商学部に進学したい」と話す。そして「将来は公認会計士にチャレンジしたい」と意欲を語ってくれた。
加藤由希子副校長は「進学も就職も私たち教員がしっかりサポートします。生徒たちは可能性にあふれています。夢をかなえるために精一杯頑張って欲しい」と生徒たちの背中を押しながら見守っている。

都立第三商業高校ホームページはこちら

(よみうり進学メディア編集部)

☆よみうり進学メディアではTwitterで記事更新をお知らせしています☆
Twitterのフォローをすると、随時掲載情報が受け取れます。受験情報をお見逃しなく!
■よみうり進学メディアTwitterはこちらをクリック
Twitter.com@yag_ysmedia

関連記事