京急金沢八景駅から徒歩約15分、横浜創学館高校は難関大学への進学を目指す特別進学コース、部活動と両立させる文理選抜コース、多様な進路に対応する総合進学コースの3コース制からなる。
「部活体験に参加し、部活でこの学校を選びました」と迎えてくれたのは、生活研究部3年のSさん(横浜市立矢向中学校出身)と、同じく3年生で部長のUさん(横浜市立港中学校出身)。
2人は今年2月の「第13回高校生レシピコンテスト」で決勝に進出し、製菓部門と料理部門の2部門で技能賞をW受賞した。
今年のテーマ『感謝~大切な人の笑顔のために』から、オリジナルのレシピを開発。
Uさんは製菓部門に参加、お母さんへ感謝の気持ちを込めて『恥ずかしがりやのフォンダンショコラ』を製作した。「中から温かいチョコがあふれるフォンダンショコラを、網状にしたチョコレート・ドームで飾りました。主役がちょっと隠れているのは、真正面からのありがとうはちょっと恥ずかしい、という気持ちを表現しました」とUさん。
料理部門に参加したUさんは、1年次にも銀賞を受賞した経験者。「今回は両親の好きな素材を中心にメニューを組みました。『マグロのレアカツ』では、漬けにしたマグロを揚げて、中がレアのままになるよう注意して仕上げました」。
レシピ提出に続き、決勝ではプレゼンテーションも行った。「審査員の前で作るのですが、時間制限もあり緊張しました。当日の調理なので素材を見ながら臨機応変で対応しました」とSさん。大舞台を乗り越えた2人は説明も明確で分かりやすく、堂々とした話しぶり。「いつもの部活仲間が隣の調理室にいる、を心の支えにがんばれました」と2人は声を揃えた。
「部には菜園もあり、素材を育て、加工するところからやります。調理だけでなく、食品や食文化を学ぶ部活です」とSさん。コンニャクイモを育て、コンニャクに加工もするのだとか。お正月の餅つきや節分など、伝統的な行事食の学びもある。
「文化祭では創学館の焼き印を入れたどら焼きなど、手作り品で毎年大盛況です。部活は基本週3日ですが、文化祭前の夏休みは結構ハードになります。好きな仲間と好きなこと、お互い支え合って乗り切ります」とUさん。
最後にSさんから受験生へ「高校の3年間はあっという間です。やりたいことや目標を決めて、納得しながら一歩ずつ進んでいくといいと思います」とエールをくれた。
(よみうり進学メディア編集部)
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