保育士を目指す生徒に向けた専門的な教育を受けながら、充実した高校生活を送ることができる宝仙学園高校女子部こども教育コース。1年生のIさんとOさん(共に練馬区立関中学校出身)に高校での勉強や生活の様子について話を聞いた。

2人が同校を志望した理由は、共に『保育士になりたい』という夢の実現にいち早く近づける環境が整っていたから。高校から保育を学べる学校は限られており、その中でも明るい校風と先生たちの親身な対応に魅力を感じたという。
同コースは1クラス約30人の全員女子の少人数という環境で、クラスメイトはもちろん、先輩との関係も良好で、学年を超えた強い団結力がある。
入学後すぐに実施される『ウェルカムキャンプ』では、2年生と共に宿泊研修を行い、即興劇などを通して交流を深めていく。この行事が縦のつながりとコミュニケーション力を育む同校の原点となる。
保育分野の専門教科は毎週土曜に行われ、ピアノレッスンや『キャラクタービルディング』といった表現力を磨く授業を学ぶ。
また、系列のこども教育宝仙大学の先生を招いた講義など、大学で学ぶ保育内容の先取りとなるプログラムで、進学後のアドバンテージになる。
文化祭で披露されるミュージカルの発表にもこの表現力の学びが生きる。今年の文化祭ではミュージカル『美女と野獣』に挑戦。「最初は人前で踊るのが恥ずかしかったですが、女子だけの環境で互いに褒め合い、励まし合ううちに自信を持てるようになりました」とOさん。
また毎年実施される保育実習では、幼稚園児と触れ合う中で保育士という職業の魅力を再確認。「園児への声かけや気配りなど、実際の現場でしか得られない学びが多く、次の実習が楽しみです」とIさん。
現在、同校は創立100周年記念事業の一環として女子部の校舎を建て替え中で、西中野小学校跡地(中野区)の仮校舎で学んでいる。
新校舎の完成は約2年後の予定。教室はピンクや青、緑のパステルカラーで彩られ、可愛らしい雰囲気に包まれる。1年から3年までの教室が並んでおり、学年間の距離も近い。
少人数ならではの温かさと、先輩・先生との距離の近さが魅力の同校。
「保育士を目指す中学生に、他校にはない授業で、夢に直結する学びができる環境です」と2人は胸を張って勧めてくれた。

(よみうり進学メディア編集部)
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