一般財団法人 東京私立中学高等学校協会 近藤 彰郎 会長 (八雲学園中学高等学校 理事長・校長)
受験生の皆さん。皆さんは進むべき道の前に立つ“受験”を目前にして不安や焦りを感じながらも、日々の努力を懸命に重ねていることと思います。
大リーグの大谷選手をはじめ、日本の若者が世界を舞台に大活躍を続けています。中学・高校は皆さん一人ひとりの夢を将来花開かせるための大切な場所と時間であり、彼らもそこで充実した学校生活を送ってきました。皆さんも自分の夢の実現のため、目指す進路に向け、残す日々を精一杯全力で頑張りとおしてください。
新型コロナウイルス感染症は5類となりましたが、インフルエンザと共にその感染は油断大敵な状況にあります。受験を前にして不安や焦りを感じることもあるでしょうが、これからも体調管理に十分注意しながら入試に臨んでください。
来春、多くの皆さんの元気な笑顔に会えることを楽しみにしています。
東京都中学校長会 山本 周一 会長 (府中市立府中第一中学校 校長)
受験生の皆さんに焦るなといっても難しいことでしょう。しかし深呼吸をしてみましょうというとそれはできると思います。深呼吸し落ち着きを取り戻すと様々なことが見えてきます。
今受験生の皆さんは、進路面接を終え、向かう進路が見えてきてそれを獲得するための意欲と自信そして不安とが混在していることでしょう。「努力は裏切らない」ということをよく聞きます。これまでの3年間で、皆さんは学習や行事、部活動などで、いくつもの課題にチャレンジしそれを乗り越えてきた経験があると思います。その中で問題を解決する力やあきらめずに粘り強く取り組む態度などを身に付けてきているはずです。
残された時間は誰もが同じです。その中で今の課題について、一つずつ解決を積み重ねることが自信を深めることにつながります。そして、本番では、落ち着いて持っている力を発揮すれば結果はついてきます。自分を信じて頑張ってください。
東京都公立高等学校長協会 井上 隆 会長 (東京都立小山台高等校 統括校長)
受験生の皆さんはそれぞれ、自分の夢や目標をもっていることと思います。高等学校は皆さんが今後の人生において、その夢や目標を実現するための基礎的な力を身に付けるための場です。そして、高校受験はそのための第一歩です。
皆さんは、中学校時代の最大のイベントの一つである高校受験を迎えて、不安に押しつぶされるような気持ちだと思います。振り返ってみてください。皆さんは義務教育の9年間に様々なことを学び、多くのことを体験してきました。
その時、その場面で精一杯にやってきたことと思います。これまでそのように積み重ねてきたことに自信をもって、自分の力を信じてください。そして夢や目標の実現に向けて最後まで諦めず、最大限の力を発揮してください。桜の咲く頃に合格した高等学校の門を、胸を張って歩いている皆さんの姿が思い浮かびます。
(寄稿/よみうり進学メディア編集部)
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