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神奈川 高校レポ
2023.10.17

聖ヨゼフ学園高校(横浜市鶴見区)「今年度から男女共学に 万全のサポート体制で夢をかなえる」-進路指導

カトリック修道会「アトンメント会」によって創立された聖ヨゼフ学園は今年で創立70周年を迎える。現在、小学校・中学校・高校を併せ持つ一貫校だ。今年度、高校も男女共学となり、同校の進路指導にも注目が集まっている。

同校には文系・理系を問わず、あらゆる進路に対応した総合進学コース、『話す・書く』発信型の能力を中心に、総合的に英語力を伸ばすAE(アドバンスト・イングリッシュ)コース、主体的なプロジェクト型・発信型の学びを通じて、生涯学び続ける姿勢を養うIL(インクワイアリーベースト・ラーニング)の3コースがある。
また、各コースとも英語4技能に力を入れていることも同校の教育方針のひとつだ。
昨年度卒業生39名のうち34名が、国公立・早慶上理、MARCH等を含め現役で四大に合格しており、生徒へのきめ細かい進路指導の成果が見えているといえよう。
進路指導部部長の佐藤陽子先生は「女子校の特徴として指定校推薦で進学する生徒が多いことも要因のひとつですが、昨年度の四大進学率は87%台と高い数字を残しました。上智大へは7人の生徒が合格しています。これは、全教員が生徒一人ひとりをマンツーマンでサポートできる小規模校の大きなメリットと言えるでしょう」と話す。

今年度から男女共学となったことについて、高校入試委員長の竹田安紀子先生は「今年度の高1の在籍者数は男子25名、女子38名で合計63人です。男子生徒が入ってきてくれたことが女子生徒にも良い刺激になっているようです」、と率直な感想を述べてくれた。

「男子生徒が入ってきて雰囲気は変わりましたね。当校も準備は整えておりましたが、とても素直で優しい子が入学してくれました。男女共学校になったことで、これから工学部系などの大学を志望する生徒も増えると思いますので、理系大学の指定校推薦を増やすことも視野に入れながら進めて参りたいと思います。生徒には将来どのように生きていくのか、特に女子生徒には一生働き続けるという気概を持ってほしいです。高校卒業後の進路だけではなく、その先の職業についても、自分は世の中において何ができるのかを常に考えておくことが大事だと生徒には伝えています」と、佐藤先生は語る。

「大学に入って改めてこの学校で学んで良かったと気付いて、訪問してくれる卒業生が多いことが何よりも嬉しいです」と、2人の先生は最後に話してくれた。
2025年度には高校の全学年が男女共学となる。今後の同学園の更なる成長に期待したい。

聖ヨゼフ学園高校ホームページはこちら

(よみうり進学メディア編集部)

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